診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

ドライアイの新たな治療薬候補

  • 4月7日、日本大学 﨑元 暢先生の「いま、そこにあるドライアイ診療の新機軸」というご講演を拝聴しました。
 
  • 講演の中で、28℃以下の温度に反応し神経を介して脳に温度低下を伝える働きを持つTRPM8受容体が、眼瞼の内側や目の表面に存在することを紹介されました。
 
  • 体温は約36℃。目を閉じると目の表面は温められ、表面温度が上がります。
  • 目を開けると、目の表面は外界と接するので表面温度は低下します。
 
  • 目を開けていると急速に目の表面温度は低下し、28℃以下になるとTRPM8受容体が刺激され、神経を介して閉瞼や涙液分泌が促されます。
  • この反応が正常時の涙分泌を司っていると報告されています。
 
  • ドライアイでは目の表面温度が低下している方が多く、
  • 常に28℃を下回っていたり、開閉瞼での表面温度の変化が小さいと、
  • TRPM8受容体の働きが不十分となり、涙の分泌が減少するようです。
 
  • そこでTRPM8受容体の働きを促す薬剤が、ドライアイ治療の候補薬とるわけです。
  • ただ現時点では、ラットに対する治療薬の有効性が確認された段階で、ヒトでの検証はまだ行われていません。
 
  • 実用化までにはまだ時間がかかりそうですが、新たな作用機序のドライアイ治療薬として効果が期待されますので、製品化が待たれます。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.9.16
AMD Expert Meeting in Fukuoka
2024.9.5
アイフレイル
2024.9.1
第3回HOPE Meeting
2024.8.23
加齢に伴う21の目の変化
2024.8.17
AIが光干渉断層血管撮影の画像を解析し、小さな脳梗塞を診断
2024.8.7
白内障手術は高齢者の認知機能低下や痴呆症を予防します
2024.8.6
医療DXの推進について
2024.8.2
小中学生の近視実態調査
2024.7.26
メラトニンは加齢黄斑変性の発症・進行を予防
2024.7.20
眼科コメディカルセミナー2024

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。