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眼精疲労

目が疲れる」「目が痛い」といった症状は、誰でも日常よく経験します。しかし、時に症状が頑固に続いたり、からだに悪影響が及ぶことがあります。このような状態を「眼精疲労」と呼び、単なる目の疲れである「眼疲労」と区別しています。 眼精疲労は、何らかの手を打たなければ、仕事や環境が変わるといった生活の変化がない限り、自然には治りません。不快な症状がいつまでも続き、その症状がさらに状態を悪化させることもあります。さらに、背後に目やからだの病気が隠れている可能性も考えられます。
眼精疲労でからだに異常が現れる理由は、よくわかっていません。しかし、物が見にくくなるために、よく見ようとして不自然な姿勢をとり、それが肩凝りなどを引き起こすということは、容易に考えられます。また、視力が低下すれば、目を凝らしたり、集中力をより高める必要があります。そのようなことによる緊張の連続が、頭痛やめまい、吐き気、倦怠感の原因かもしれません。さらに、精神的ストレスによって、目とからだの不調が同じ理由で同時に起きている可能性もあります。

眼精疲労の原因

眼に病気がある場合

眼精疲労を訴える患者さんの目を検査すると、しばしば次のような病気や異常が見つかります。

1)老眼とその矯正不良
老眼が進むと眼球の内部では、網膜にピントを合わせようとして、水晶体の厚さを調節する筋肉(毛様体筋)の緊張が続きます。そして、実際に視力が低下してくると、今度は目を凝らしたり、首を前に出す姿勢になります。それらの結果、目が疲れ、首筋や肩が凝ったりします。とくに老眼は40代半ばから60歳ぐらいまでの間に急速に進み、この年齢は眼精疲労の患者さんの年齢層のピークと一致します。
メガネやコンタクトレンズが合っていないために眼精疲労が起きることも少なくありません。また、左右の視力差が大きく、それを無理にメガネで矯正するために起こる不等像視(網膜に写る像の大きさが左右で異なる)では、眼精疲労は避けられず、コンタクトレンズが必要です。メガネやコンタクトレンズは、検査を受けて自分に合ったものを処方してもらいましょう。
2)ドライアイ
眼球の表面や結膜が乾燥する病気です。コンピュータ作業など、目を酷使する人やコンタクトレンズを使っている人がなりやすく、しばしば眼精疲労を伴います。
3)緑内障
網膜の視神経が障害されて視野が狭くなる病気です。しっかり治療せずにいると、失明することもあります。
4)白内障やその手術の影響
白内障は水晶体が濁る病気です。そのために視力が低下したり、まぶしさを感じたりして、眼精疲労の原因となります。白内障は手術で治せますが、手術後に少し見え方が変わるので、それが眼精疲労を起こすこともあります。
5)斜視・斜位
物を見るときには両眼が連動して動き、わずかに寄り目になって視線を一点に合わせます。両目の視線が一致せずに左右別々の方角を向いてしまうことを斜視といい、眼精疲労の原因になります。
斜位とは、物を見るときには視線が一致するものの、視線を合わす対象がない場合(例えば真っ暗な闇の中や目を閉じたときなど)に、左右の眼が別々の方角を向いていることです。物を見る際に、左右の視線を合わせる努力を強いられることになり、眼精疲労が起きます。
6)眼瞼下垂
まぶた(眼瞼)が垂れ下がってくる病気です。視野の上のほうが見えにくくなるので、物を見るときに頭を後ろへ反らすなどしなければならず、眼精疲労の原因になります。

2.からだに病気がある場合

風邪やインフルエンザ、更年期障害、自律神経失調症、虫歯や歯周病、耳や鼻の病気などで眼精疲労になることが多く、その他の病気でも眼精疲労が起こり得ます。

3.眼の使い過ぎ・環境要因に問題がある場合

目は使えば使うほど疲れます。社会の情報化が加速度的に進み、目を使う環境‘視環境’は、ますます過酷になるばかりです。近年では、シックハウス症候群と眼精疲労の関係も指摘されています。

4.精神的なストレスの影響

ストレスが強くなると、その影響は、不安感が異常に強まる、イライラして落ち着かない、眠れないといった精神的なことに現れる一方で、からだに対しても、高血圧、血行不良、胃潰瘍といった多様な病気を引き起こします。その一つとして、眼精疲労が起こることがあります。

以上のように、眼精疲労には四つの大きな原因があります。ただし、いくつかの小さな原因が重なり合って目の負担が増え、眼精疲労となる方も多く見受けられます。ですから、原因と思われる病気を治したのに眼精疲労が治らないことも少なくないのです。そのようなケースでは、問診や検査で原因と考えられるものを洗い出し、それを一つひとつ治療・解決していくことが重要です。

眼精疲労対策、四つのポイント

1.病気が隠れていなかをチェック

まず最初に大切なことは、眼精疲労の背後になにか病気が隠れていないかチェックすることです。視力や眼圧、眼底、視野、眼球運動などの検査を受けて、病気がみつかったら、その治療をします。

2.眼鏡が合っているかをチェック

メガネやコンタクトレンズを使用している人では、それらが目にあっているかのチェックも重要です。なるべくなら、使用状況にあわせてメガネをいくつか作って使い分け、目の負担を軽くしてあげましょう。

3.生活環境をチェック

作業時の照明の明るさ、姿勢をチェックしてみましょう。パソコンを使うのであれば、その位置も重要です。パソコン作業中はこまめに休憩をとって目を休め、軽い体操をしてください。室内が乾燥したり、空調の風が目にあたるとドライアイを引き起こします。また、眼精疲労の意外な原因として、周囲の人のたばこの煙もあげられます。これらについては職場に相談して調整してもらいましょう。そして、睡眠を十分とりましょう。寝不足のときには、目を使う時間が長くなる一方で目を休める時間が減るのですから、目が疲れて当然です。

4.ストレス発散

趣味や散歩、スポーツなどで、ストレスを解消しましょう。ただ、ストレスがいくつも重なったり長期間続くと、ストレスを解消しようとする意欲までなくなることもあります。そんなときは医師に相談し、治療やアドバイスを受けてください。

対策

1.目の体操
両目を見開いて、上下左右に大きく回します。右回りと左回りを数回ずつ行ったら、目を閉じて少し休みます。
2.ツボ・マッサージ
こめかみや首筋、手の親指と人さし指の間に目の疲れや肩こりのツボがあります。指で抑え、気持ちいいと感じるところを見つけて少し強く押してください。ただし、眼球を抑えつけないように注意して下さい。
3.温める
温かいタオルをまぶたの上にのせます。お湯を入れた湯飲みを二つ用意し、その湯気で温めてもよいでしょう。まぶたの上に温かいシャワーを数分間あてるのも効果的です。眼球周囲が温まり、血行が良くなります。肩凝りがあれば、ドライヤーの温風を凝っている箇所にあてるとよいでしょう。肩凝りが解消することで目の疲れがとれることも少なくありません。

目の体操,温める

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

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