アイフレイル
2024.9.5 ブログ
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ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって目の表面に涙が均等に行きわたらなくなり、目の表面に傷が生じる病気です。高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんも増加しています。
ドライアイ患者さんは、目が乾くなど典型的なドライアイ症状だけでなく、様々な症状に悩まされています。
ドライアイは、生活習慣や他の病気などにより、涙の量や質が変わってしまうことで起こる病気です。そのため、市販の目薬で水分を補うだけでは十分ではない場合もあります。 また、市販の目薬や水道水による洗眼は、かえって病状を悪化させてしまうこともあります。
ドライアイの治療に使われる主な点眼液は、涙に近い成分をもつ人工涙液とヒアルロン酸ナトリウムを含む角結膜上皮障害治療薬があります。それに加えて最近では、ムチンや水分の分泌を促すジクアホソルナトリウムなどが発売されて、ドライアイ治療に使われています。 人工涙液とヒアルロン酸ナトリウムを含む角結膜上皮障害治療薬、ドライアイ治療薬のジクアホソルナトリウムを比較したのが、下の表です。ヒアルロン酸ナトリウムには粘性があり、水分を保つ効果があります。水分を補給するだけでなく、涙や点眼液を目の表面に長く保てることから、角膜の傷の修復につながります。ジクアホソルナトリウムは目の表面の健康に重要な、涙の中にあるムチン、水分を分泌させる効果があります。ムチンや水分が十分な量になると涙がしっかり目にくっつくようになり、まばたきがなめらかになって、角膜の傷の修復をはじめ、ドライアイ症状を改善します。 いずれの点眼液も、医師又は薬剤師の指示どおりに使用しましょう。
点眼液で効果が得られない場合は、涙点閉鎖による治療を行います。 涙の排出口である涙点を閉じ、涙の流出を抑えて、涙を目の表面に十分にためる方法です。涙点にシリコンや合成樹脂製の涙点プラグを挿入します。
周囲の環境によって、涙が蒸発しやすくなり、目が乾きやすくなることがあります。特に、パソコン、エアコン、コンタクトレンズの使用状況を改善することは、ドライアイの症状を和らげるのに効果的です。