「見えにくさ」と「家の危険」が重なると、 転倒は一気に増える
2025.12.13 ブログ
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~ 北海道新聞およびテレビ番組に当院が取材協力・監修しました ~
このたび、当院が取材協力・医学監修を行った内容が、以下のメディアで取り上げられました。
・5月31日放送 STVテレビ「どさんこWEEKEND」のコーナー「ちょっと気になったので調べてみました」
いずれも共通のテーマは、スマートフォンやパソコンの長時間使用に伴う“目の不調”、特に近年注目されている「スマホ老眼」や「眼精疲労」「ドライアイ」といった現代的な視覚負荷症候群に関するものでした。
現代社会では、10代〜30代の若年層であっても「夕方になると視界がぼやける」「ピントが合わない」「肩こりや頭痛がつらい」といった症状を訴えるケースが増えています。こうした現象の背景には、近くを見る際に緊張を強いられる毛様体筋の過緊張や、まばたきの減少による涙の質の変化などが関与しています。
STVテレビの番組では、こうしたメカニズムを図解と実演でわかりやすく紹介。さらに、自宅でできる「毛様体筋ほぐし」や「遠近トレーニング」など、簡単な対処法も紹介され、多くの視聴者から反響があったと伺っています。
また、北海道新聞では、当院で実際に診療を受けられた札幌市北区在住の30代女性の症例が紹介されました。この方は、日中はパソコン作業、夜はスマホ使用という生活を続ける中で「目がかすむ」「肩や首が重い」「眠れない」といった複数の不調を訴え、当院を受診されました。検査の結果、視力や眼圧に明らかな異常はなかったものの、涙の量や質の低下、毛様体筋の過緊張状態が確認され、眼精疲労と軽度のドライアイと診断されました。
こうしたスマートフォンやパソコンに起因する目の不調について、社会的関心が高まっており、報道機関に医学的な知見を提供することは重要であると考えております。
今回のテレビや新聞での取材協力を通じて、「目の疲れ」に対する正しい理解と、セルフケアの重要性が広く認識される一助となれば幸いです。
また、症状が改善しない、あるいは視力の変化や痛みが続く場合には、必要に応じて専門の眼科医療機関への受診をお勧めいたします。