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ハロウィンの仮装とカラコンによる目のトラブル

10月31日は衆議院選挙の投票日ですが、世界的にはハロウィンです。

昨年はコロナ禍で自粛が求められたハロウィンですが、行動制限が緩和された今年は例年以上に盛り上がるのかもしれません。

この時期、米国眼科学会(AAO)のホームページには、仮装に使用するカラコンに対する注意喚起の記事が掲載されます。

米国では、仮装で虹彩の色を変えるのにディスカウントストアやインターネットで購入したカラコンによる目のトラブルが、ハロウィンの後に増加するようです。

今年のAAOホームページには、ディスカウントストアで購入したカラコンを数時間装用後、両目に激痛を感じ、カラコンを外そうとしても、カラコンが目にへばり付いた患者を紹介しています。

この患者は、黒目(角膜)の細菌感染により、本来は透明な角膜が白濁し、視力が低下したそうです。

角膜は涙液を介して空気中の酸素を取り入れています。目を閉じている時は、目を開いている時に比べ、角膜への酸素供給量は約1/3に減少します。

コンタクトレンズで角膜の表面が覆われると、コンタクトレンズと角膜との隙を満たす涙液中の酸素が減り、角膜が酸素不足になるため、角膜表面の細胞が脱落し、痛みが生じます。

細菌に対する抵抗力も低下し、細菌感染が起こりやすくなります。

細菌感染が悪化すると、透明な角膜に濁りが残るため、視機能障害を招きます。

角膜への酸素供給が良好なコンタクトレンズの開発が進んでおり、安全基準を満たしたコンタクトレンズには「高度管理医療機器承認番号」が表示されています。

販売されているカラコンの中には「高度管理医療機器承認番号」がなく、製造方法や品質が悪い商品があるようです。

軽い気持ちで使用したカラコンで視機能が損なわれては大変です。

視力や涙液、角膜の状態などについて眼科で検査をしっかり受けて使用することをお勧めします。

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