スマホの上手な使い方・外遊びが子供の近視を予防
新型コロナウイルスへの感染予防のため、自粛生活が続きました。
学校は休校となり、ゲームやYouTubeを見て過ごすお子さんが増えたり、オンライン学習が導入されるなど、お子さんがデジタル機器を使用する機会が増えています。
以前のブログで紹介しました2019年度の文部科学省学校保健統計によると、裸眼視力が1.0未満の小学生は35%で、40年前と比べ2倍に増加していました。中学生は57%、高校生68%、幼稚園児では26%と、いずれも増加しています。
近視の増加は日本のみならず世界的な傾向で、2050年には世界人口の半数に当たる47億5800万人が近視であると推測されています。
若年者での近視の増加は、デジタル機器の使用や屋外活動の低下などが原因と考えられています。
今月のBritish Journal of Ophthalmologyに、スマホの使い方や野外活動が子供の近視を予防するという論文が掲載されました。
論文では台湾の小学生1万743人を2年間検査し、近視の発症や進行状況を調査しました。小学生の行動様式は、親への聞き取り調査に基づき評価しています。
その結果、スマホなどのデジタル機器を30センチ以上離して使用していたり、30分に1度は休憩を取りながらデジタル機器を使用している小学生や、屋外での活動(遊び)が多い小学生では近視の頻度が明らかに低率でした。
野外での活動が近視予防に有効であることは台湾の別の研究グループからも報告されており、1日約80分の野外活動で近視の発生を半分に減らすことができるとされています。
また、中国広州の6歳児1848人を対象とした研究では、授業時間内に1日40分の野外活動を取り入れることで近視予防に有効であることが報告されました。
昔から言われていた「読書や勉強する時は姿勢を正して」。スマホやゲームの時も一緒ですね。背筋を伸ばして姿勢を正すことで、デジタル機器との距離を保つことができます。
近視予防のために、スマホもゲームも姿勢を正して、休憩をとりながら。
野外でカラダを動かす心がけも大切のようです。
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理事長・院長