HBCテレビ「今日ドキッ!」で近視の児童生徒の増加を取り上げていただきました
「文化の日」と振替休日の連休が明けた11月5日からは、いつもよりも少々忙しい1週間でした。
5日(火)19:30から「未来の”見える”のために-抗VEGF薬の1本の価値を考える-」と題したWEB講演会の座長(司会進行役です)を務めました。

この講演会では糖尿病黄斑浮腫に対する抗血管内皮増殖因子(VEGF)治療について、3名の先生にご講演いただき、症例の治療経過をご提示いただきながら、薬剤選択のコツなどをご解説いただき、講演終了後にこれらの話題について意見の交換を行いました。
この講演会は全国で293名の眼科医が聴講されそうで、3日後には2名の先生からメールでご質問をいただきましたので、抗VEGF薬の特徴や治療での留意点などについて回答しました。
6日(水)は13:00からHBC北海道放送 報道部の方々が来院され、文部科学省の「令和5年度児童生徒の近視実態調査」の結果について取材を受け、下記のような話をしました。
文部科学省はできるだけ外で遊ぶことなどを勧めており、ただし、夏場は熱中症や紫外線に配慮する必要があり、木陰などで過ごすことも考えられるとコメントしていること、
タブレット等の電子機器の利用について、近視の発症予防には近い所を長時間見る作業に気を付けることが重要だと指摘し、30分以上作業する場合は「対象から30センチ以上、目を離す」「30分に1回は20秒以上、目を休める」「部屋を十分に明るくする」などに気を付けるよう呼び掛けていることを解説しました。
8日(金)は19:30から「OPTチーム医療ワークショップフォロー会2024」という、山形県の先生方の勉強会で、新生血管型加齢黄斑変性に対する抗VEGF療法について、症例の治療経過を提示しながら解説しました。

9日(土)は旭川で18:00から、旭川医科大学眼科学講座の同門会があり、出席しました。
翌10日(日)9:30から日本眼科医会の全国会長会議があり、北海道眼科医会会長の代理としてWeb参加しました。
北海道眼科医会は日本眼科医会執行部へ、二つの質問をしました。
ひとつは、視能訓練士(眼科診療に欠かせない国家資格の職種)の知名度が低く、全国的に不足していることへの対応について、
もう一つは政府が導入を進めている「かかりつけ医」に関する質問です。
早いもので今年も残り2ヶ月を切りました。
今月も来月も関西で学会があり、今月末には講演会での講演も控えています。
12月には視能訓練士養成学校での講義もあります。
年末に向けて何かと忙しくしておりますが、体調管理に留意したいと思います。
(9日は旭川に宿泊し、翌朝は日の出とともに石狩川の河川敷を10キロ走り、その後Web会議に参加しました。)
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