Retina update seminar in Chugoku〜明日から役に立つアレ!〜
6月29日(土)は午前の診療後、広島に行っ参りました。
「Retina update seminar in Chugoku」という中国地方の先生方が毎年開催している
網膜疾患に関する講演会・症例検討会にお招きいただきました。

自動車免許の更新という観点から糖尿病黄斑浮腫治療についての講演をというご用命でしたので、既存の報告や自験を交え講演し、その後のご質問にお答えいたしました。
講演に先立ち、山口大学眼科教授 木村和博先生から過分なるご紹介を賜り、
司会進行の労をお取りいただきました。
私の講演の後、山口大学、島根大学、鳥取大学、広島大学、川崎医科大学の各先生から症例発表があり、各症例の治療経過や問題点、今後の治療計画などについて討論いたしました。
普通運転免許の更新時に必要な視機能の条件は、
・視力は両眼で0.7以上、片眼でそれぞれ0.3以上 または
・片眼の視力が0.3未満なら、他眼の視力は0.7以上で、視野が150度以上 です。
糖尿病黄斑浮腫に対する治療は進歩しており、治療により運転免許更新が可能な視機能への向上、維持ができる症例が増えています。
とはいえ、上述のように運転免許の更新には良好な視機能が求められていますので、
網膜の障害が軽度な段階で治療を開始することが、
普通運転免許の更新が可能な視機能を保つために大切です。
また、糖尿病黄斑浮腫に対しては長期の経過観察や治療が必要ですので、
視機能の維持には通院を中断しないことも重要です。
糖尿病黄斑浮腫や糖尿病網膜症は病状がかなり進行しないと自覚症状が認識できないことも多いため、眼科受診が遅れがちです。
講演では、糖尿病患者を加療されている内科の先生に眼科受診を促していただけるよう、眼科医と内科医との連携の必要性についても述べました。
コロナ禍前は、年に何度かお招きいただき、各地で講演する機会がありましたが、
コロナ禍では、ネットを用いて札幌からの講演となりましたが、
コロナ禍が終息し、現地に赴いての講演が可能になりました。
移動の煩わしさはあるのですが、現地の先生方と直接お会いし、お話しすることができますし、訪問先の街並みや風景を知ることもできます。
何より地元の美味しい食べ物も楽しみの一つです。
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