診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

チョコレートが心筋梗塞のリスクを低下させる

欧州心臓病学会の機関誌であるEuropean Journal of Preventive Cardiologyに

チョコレートの摂取で心筋梗塞のリスクが低下するという米国ヒューストンのベイラー医科大学からの論文が掲載されました。

この論文は、過去に報告された複数の論文のデータを集積し、総括的に評価するメタ解析という手法を用いて、チョコレートの摂取量と心筋梗塞の発症頻度について解析しました。

メタ解析を用いることで研究対象の症例数が多くなり、比較的小さな変化も検出しやすくなる利点があります。

論文では1週間に1回あるいは1ヶ月に3.5回よりも多い頻度でチョコレートを食べる人は、心筋梗塞の発症リスクが明らかに低いことが明らかにされました。

チョコレートには心臓や血管を保護する作用の栄養素が含まれています。

カテキン、エピカテキンなどのフラバノール(カカオフラバノール)が豊富に含まれており、血が固まり易くなるのを抑え、血管の内側を裏打ちする細胞の機能を改善させます。

カフェインに代表されるメチルキサンチン類も含まれており、心血管機能に良い効果があります。

ステアリン酸には、血を固まらせる作用のある血小板の数を減らす効果があります。

さらにチョコレートに含まれるポリフェノールは一酸化窒素合成酵素の働きを高めます。

一酸化窒素は、血管を拡張させ血圧を下降させる作用や、血小板の凝集を抑え血管が詰まるのを予防する働きをしています。

しかしながらチョコレートの食べ過ぎは、糖質・脂質の取り過ぎやカロリーオーバーを招きますので、要注意です。

株式会社明治のホームページによると、板チョコ3〜5片が一日の推奨摂取量とされています。

網膜動脈閉塞症と網膜静脈閉塞症は網膜血管が詰まり、視機能が障害される病気です。虚血性視神経症は視神経を栄養する血管が詰まり、視神経の働きが障害される病気です。

これらの目の病気に対するチョレートの効果について、現時点では定かではありませんが、ダークチョコレートを食べると視機能が向上し、その効果はミルクチョコレートよりも大きいという研究が報告されています

美味しいチョコレートが健康にも目の働きにも良いのは嬉しいですね。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.4.19
目に良い食べ物と栄養素
2024.4.13
高校生のインターネット利用時間が1日6時間超 近視予防対策が急務
2024.4.7
北大病院手術室のスタッフをお招きし、医療安全と感染対策の院内研修を行いました
2024.3.31
加齢黄斑変性のサプリメントは有効性と安全性が検証されています
2024.3.23
ミノサイクリンは萎縮型加齢黄斑変性の治療薬になり得るか?
2024.3.15
白内障に関する患者様からのご質問
2024.3.8
眼科健診はどのタイミングで受けると良いのでしょうか?
2024.3.2
萎縮型加齢黄斑変性の治療薬剤:SyfovreとIzervay
2024.2.18
若年者の裂孔原性網膜剥離
2024.2.11
自宅照度が高齢眼科患者の自宅活動量を規定 

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。