ルテイン
- ルテインという単語を耳にする機会が増えているかと思います。
- ルテインを含有するサプリメントの広告を見かけますし、最近はルテインを添加した食品も増えています。
- ルテインは、カロテノイドと呼ばれる緑黄色野菜の赤や黄色のもとになる色素の1つです。
- カロテノイドには様々な病気の誘因となる活性酸素を除去する作用(抗酸化作用)があり、病気の予防効果を有しています。
- ルテインは、体のいろいろな臓器や皮膚に存在しています。
- 目では黄斑と呼ばれる網膜の中心部分に存在しています。
- 目をカメラに例えると、網膜はフイルムに相当し、光を感じ取る神経の膜です。
- 物を見るには網膜の中央に焦点を合わせますので、黄斑は視力に直結する大切な部位です。
- 黄斑の“黄”は黄色の色素であるルテインが存在することに由来しています。
- 黄斑のルテインには2つの作用があります。活性酸素の除去と青色光の吸収です。
- 目は生まれてからずっと光に暴露されています。網膜への光照射は活性酸素を発生させ、長期的には網膜に障害をもたらす可能性があります。
- ルテインは活性酸素を除去、抗酸化作用により黄斑網膜の保護、機能の維持に大切な働きをしています。
- 太陽光には虹でわかるように、赤から青までの光線が含まれています。
- このうち青色光への長期的な暴露は、網膜で光を感じ取る細胞である視細胞に障害をもたらす可能性があります。
- ルテインは青色光を吸収し、視細胞に青色光が到達するのを防ぎ、視細胞を保護しています。
- 従って、ルテイン摂取に短期的な効果を期待するべきではありません。長期間で気がつかない効果が現れてくるのです。
- ルテインは、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
- 加齢黄斑変性という病気の予防にビタミンCやルテインの摂取が有効です。
- ルテインの推奨摂取量は1日6mgとされています。
- これは、ホウレンソウ60g(約3分の1束)の含有量に相当します。
- 最近の野菜はビタミン等の含有量が以前と比べ減少傾向にあると言われていますので、さらに多くの野菜摂取が必要となりそうです。
- また、ルテインは体の中で作られず、体に必要な量を食材などから摂取しなければなりません。
- サプリメントやルテイン含有の商品を活用することも有効です。
カテゴリー
- お知らせ (13)
- ブログ (481)
- iPS細胞 (19)
- IT眼症 (9)
- OCTアンギオ (10)
- アルツハイマー病 (8)
- アレルギー性結膜炎 (5)
- お困りごと解決情報 (17)
- こんな症状が出たら (36)
- サプリメント (16)
- スタッフから (5)
- ドライアイ (17)
- 中心性漿液性網脈絡膜症 (2)
- 人工知能(AI) (17)
- 加齢黄斑変性 (118)
- 外斜視 (1)
- 抗がん剤による眼障害 (2)
- 白内障 (28)
- 看護からのお知らせ (1)
- 眼精疲労 (12)
- 糖尿病網膜症 (56)
- 紫外線 (3)
- 紫外線、ブルーライト (6)
- 網膜前膜 (4)
- 網膜剥離 (17)
- 網膜動脈閉塞 (8)
- 網膜色素変性症 (7)
- 網膜静脈閉塞 (15)
- 緑内障 (38)
- 色覚多様性 (2)
- 講演会 (31)
- 近況報告 (91)
- 近視予防 (45)
- 飛蚊症・光視症 (16)
- 黄斑円孔 (5)
- 黄斑前膜 (3)
- 未分類 (12)
アーカイブ
最新の記事
- 2026.10.4
- FM NORTH WAVEのラジオ番組に出演します
- 2026.9.29
- 低濃度アトロピン点眼薬(リジュセアミニ点眼液)による近視進行抑制治療―令和8年10月1日からの価格改定についてー
- 2026.9.26
- 眼底写真から将来の脳卒中リスクを読む時代へ
- 2026.9.20
- 「見える時間」を、少しでも長く―地図状萎縮の治療と検査の進歩
- 2026.9.13
- 網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫は、治療を先延ばしにしないことが大切です
- 2026.9.5
- 年齢を重ねると「目のゴミ処理能力」が落ちる? ~最新研究が明らかにした加齢黄斑変性との関係~
- 2026.9.3
- 令和8年10月8日(木)〜10月13日(火) 休診いたします
- 2026.9.3
- 令和8年9月30日(水)診療について
- 2026.8.30
- 甲状腺眼症の治療が変わる?―眼球突出を改善する新しい治療薬
- 2026.8.23
- 管楽器を吹くと眼圧が上がる?



理事長・院長