アレルギーの季節到来!
- 北海道もやっと春の陽気となって来ました。
- 札幌では4月26日、桜も梅も開花しました。
- 春の訪れとともに増えるのがアレルギー性結膜炎。
- この季節、北海道ではハンノキやシラカバの花粉が原因となります。
- 目のかゆみや充血、目やに、涙目といった症状が出現します。
- 鼻炎を伴うと鼻水やくしゃみも加わります。
- 症状は起床時と夜・就寝前に強くなる傾向にあります。
- 早朝や夜のリラックスした状態では副交感神経の働きが活発となります。
- 副交感神経はアレルギー反応を増強させるため、症状が強くなるのです。
- 目がかゆいと目をこすってしまいますが、実は逆効果。
- 目をこすると結膜が刺激され、炎症反応が助長され、ますますかゆくなります。
- どうしてもかゆい時は、冷やした点眼液をさしたり、瞼の上から保冷剤で目を冷やすのが効果的です。
- 冷やすとアレルギー反応で拡張した血管が収縮し、結膜や瞼のむくみが改善します。
- さらに、冷やすと交感神経が刺激され、副交感神経の働きが抑えられ、症状が緩和されます。
- 治療はアレルギー反応を抑える抗アレルギー剤や炎症反応を抑えるステロイド剤の点眼を行います。
- 重症なタイプでは、抗アレルギー剤やステロイド剤の点眼でも良くならないことがあります。
- このような症例では、炎症反応を根元から抑える点眼薬が適応となることがあります。
- 劇的な効果が期待できるのですが、細菌やウイルスへの抵抗力が弱くなるため、しっかりとした管理が必要です。
- 点眼薬は進歩していますので、お困りの方は眼科医にご相談を。
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