眼科学校検診
- 6月15日(木)、眼科学校医を務めている北九条小学校の眼科検診に行って参りました。
- 全国の学校で、4月~6月にかけて各科の学校検診が行われます。
- 眼科については、学校での視力検査と学校医が眼科検診を行います。
- その昔、眼科検診の目的は、トラコーマという他の人に伝染し、目に炎症が起き、角膜(黒目)が濁り、視力が低下する病気を見つけることでした。
- 現在、トラコーマは日本ではとても稀な病気になりましたので、学校検診では結膜炎や斜視、まぶたの病気の有無を検査します。
- 視力検査や検診が終わると、結果がご家庭に報告され、眼科受診を勧められる児童がおられます。
- 学校での視力検査は同級生が周りにいる中での検査ですので、周囲が気になりどうしても集中力が散漫になりがちです。
- 学校の検査ではCやDという判定であっても、眼科での視力測定では1.0ということがあるかもしれません。
- 休み時間に遊んだ後では白目の充血が強くなることがあり、「結膜炎疑い」と判定される場合があり、眼科受診時に充血がなく「特に問題ありませんよ」といことになります。
- 学校検診では気づかれていない病気を早めに発見し治療に結びつけたり、学校での指導に役立てたりすることを目的にしていますので、検診の判定と病院での診察結果とに相違が生まれることもある訳です。
- 眼科で「異常なし」と診断されても、眼科医は生活上の留意点などについて解説してくれると思います。
- 眼科受診を勧められたお子さんは、きちんと受診してくださいね。
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