診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が保険適用に

12月13日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の価格が、患者1人当たり年間およそ298万円と設定され、12月20日から保険適用となることが決まりました。

アルツハイマー病患者の脳には、症状が現れる20~30年前から“アミロイドベータ”という異常タンパクが溜まり始めます。

レカネマブは脳に蓄積するアミロイドベータを除去することで、早期アルツハイマー病患者の病状進行を抑制します。

以前のブログで、レカネマブの使用が承認されたことをお伝えしましたが、保険適用になっていなかったため、実際には治療に使い難い状況が続いていました。

今回、保険適応となったことで、治療適応のある患者さんへの使用がしやすくなり、たくさんの患者さんへの治療が開始されるものと思われます。

レカネマブについてはこのブログで何度か取り上げてきました。

眼科医がこの薬剤に注目している理由は、アミロイドベータは脳のみならず網膜にも溜まり、加齢黄斑変性の初期病変であるドルーゼンの構成成分となるからです。

初期病変のドルーゼンが進行し重症の加齢黄斑変性になると、物が歪んで見えるようになり、視野の中央が暗く欠け、視力が低下し、しかも無治療ではこれらの症状が悪化していき、重篤な視機能障害をもたらします。

アルツハイマー病患者は加齢黄斑変性の発症リスクが高いことが知られており、アルツハイマー病と加齢黄斑変性の発症に何らかの関連性があると考えられれいます。

レカネマブは脳に蓄積したアミロイドベータのみならず、網膜に蓄積したアミロイドベータの除去も期待されます。

レカネマブの保険適応により本邦での使用が増えると、レカネマブの投与を受ける患者の中に加齢黄斑変性を有する患者がおり、治療によりドルーゼンが減少・改善したという結果が報告されるのではと思っています。

先日、JAMA Ophthalmologyの電子版に、「メトホルミンという糖尿病治療薬には加齢黄斑変性の発症を抑制する作用がある」というシカゴ大学の研究が掲載されました。

メトホルミンと同様に、近い将来、「レカネマブは加齢黄斑変性の発症を抑制する」と、JAMA Ophthalmologyのような権威ある医学雑誌に報告されるのではと期待しています。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.7.11
減量薬は前部虚血性視神経症のリスクあり?
2024.7.4
中外製薬 眼科医配布パンフレット「Ask the expert in nAMD」
2024.7.1
Retina update seminar in Chugoku〜明日から役に立つアレ!〜
2024.6.14
「目の紫外線対策」- 札幌テレビ「どさんこワイドニュース」
2024.6.7
裂孔原性網膜剥離は世界的に増加傾向です
2024.6.1
慢性腎臓病は加齢黄斑変性を進行させる
2024.5.28
眼疾患では気付かぬうちに視機能障害が進んでしまう
2024.5.18
加齢黄斑変性・糖尿病黄斑浮腫に対する抗VEGF療法で自動車運転に必要な視機能の維持を
2024.5.10
ダビンチ手術と緑内障
2024.5.7
6月22日(土)休診です

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。