診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

多焦点眼内レンズ白内障手術

以前、「自由診療」「先進医療」で行っていた多焦点眼内レンズを用いた白内障手術ですが、この度、「選定療養」と言う枠組みで行うことといたしました。

多焦点眼内レンズは白内障手術後に眼鏡を装用する必要性を減らす目的で開発された眼内レンズで、開発後も改良、進化を遂げています。

以前の多焦点眼内レンズは、遠くと近くが見やすいデザインの多焦点眼内レンズでは、パソコン作業のような中間距離(50cm~1m)を見る時には眼鏡が必要だったり、遠くや中間距離が見やすい多焦点眼内レンズでは、読書などの手元を見るときに老眼鏡が必要となることが問題でした。

最近開発された多焦点眼内レンズは、遠方から近方まで概ね良好にピントが合い、眼鏡装用を必要とする場面が従来の多焦点眼内レンズと比べずいぶん少なくなっています。

夜間に光が滲んだり、見え方の鮮明さがやや落ちるなどのデメリットも改善されていますが、通常の単焦点眼内レンズと比べると未だにやや劣っており、これらの見え方にどうしても慣れることができない患者様が稀におられます。

とは言え、多焦点眼内レンズを選択された患者様の多くに満足いただける状況となって参りましたので、「選定療養」として多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を開始することにいたしました。

「選定医療」とは、患者様が追加費用を負担することで、健康保険適用外の治療を保険適用の治療と併せて受けることができる医療です。

多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は、手術自体は通常の単焦点眼内レンズと変わらず保険適応で実施し、多焦点眼内レンズとその検査等に関わる料金を患者様が全額自己負担していただく制度です。

先日、東京で開催された第77回日本臨床眼科学会に出席し、網膜硝子体疾患のセッションや講演の聴講に加え、多焦点眼内レンズのセッションにも参加し、知識や情報をブラッシュアップして参りました。

多焦点眼内レンズは遠くから手元まで裸眼で見えるという利点がありますが、光が滲んだり、コントラストがやや低下する欠点があります。

患者様に多焦点眼内レンズの利点と欠点を理解していただき、眼内レンズの選択を検討していただけるように、当院では説明体制を整えています。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2025.4.30
小児近視進行抑制治療(リジュセア®ミニ点眼液0.025%)に関するよくあるご質問
2025.4.30
低濃度アトロピン点眼薬(リジュセアミニ点眼液)による近視進行抑制治療を開始します
2025.4.27
小児近視に対する赤色光治療に関する最新研究のご紹介
2025.4.23
新生血管型加齢黄斑変性の治療間隔ってどうやって決めてるの?
2025.4.15
糖尿病の“見えない”網膜の変化をキャッチする新技術
2025.4.6
糖尿病患者の血圧管理に新たな指針:厳格な血圧コントロールが心臓と目を守る
2025.3.31
令和7年ゴールデンウイークの診療について
2025.3.29
児童・生徒の近視進行を抑える点眼薬が日本でも使用可能に〜低濃度アトロピンとは?〜
2025.3.28
クレジットカード利用時の「暗証番号」必須化について
2025.3.22
糖尿病網膜症の新しい治療法「ポートデリバリーシステム(PDS)」とは?

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。