子供たちの目を守るために:文部科学省啓発資料
文部科学省は都道府県教育員会などに9月1日付で、「子供の目の健康を守るための啓発資料」に関する事務連絡を行いました。
学校保健統計調査では、裸眼視力1.0未満の児童生徒の割合が、昭和54年から一貫して増加しているため、文部科学省は子供の目の健康を守ることを目的に、児童生徒向けと保護者向けの資料を作成し、文部科学省ホームページに掲載したという連絡です。
文部科学省が作成した児童生徒向け啓発資料「目をまもるためにはどうすればいいの?」には、
・タブレットやスマホ、ゲーム機などを長い時間、近くで見ていることが近視の原因の一つと言われていること。
・近視になると、大人になってからいろいろな病気にかかりやすくなるため、近視にならないように気をつけてほしいこと。
・タブレットやゲーム機を長時間使うときの留意点として、部屋は明るくする、目は画面から30cm以上はなす、30分に1回は遠くを見るようにすることを挙げています。
児童生徒向けの資料はイラスト付きで大切な部分は赤字で記載されており、視覚的に分かりやすいデザインになっています。
一方、保護者向けの資料では、児童生徒向け資料の内容をを裏付けるデータを掲載し、これについて解説しています。
さらに、近視を防ぐための生活習慣として、屋外で過ごす時間を増やすことを推奨しています。
1日2時間は屋外で過ごすとで近視の予防につながることを紹介し、
無理のない範囲で、外遊びを積極的に取り入れ、太陽の光を浴びること、
ただし、屋外では強い光を避け、なるべく木陰や建物の影で過ごすことを勧めています。
最後に、「目について気になることがあれば、眼科医に相談しましょう。見え方の変化に早めに気づくために、定期的に眼科を受診することも大切です。」と締めくくっています。
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