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Reducing the Risks of Nuclear War—The Role of Health Professionals

8月1日、JAMA Ophthalmology電子版に掲載された巻頭辞(editorial)のタイトルは「Reducing the Risks of Nuclear War—The Role of Health Professionals」(医療専門家として核戦争勃発のリスク軽減を)でした。

この巻頭辞は100を超える医学雑誌に同時掲載され、複数の医学雑誌編集長が筆者として名を連ねています。

巻頭辞は次のように始まっています。

2023年1月、核戦争の危険性増大を反映して、原子力科学者会報の科学安全委員会は世界終末時計の長針を午前0時の90秒前に進めました。2022年8月、グテーレス国連事務総長は、世界は現在「冷戦最盛期以来、最も核の危険な時代」にあると警告しています。この核戦争の危険性増大は、核保有国間の緊張の高まりによるものです。世界の健康・医学雑誌の編集者として、私たちは医療専門家に対し、公衆衛生と地球上の不可欠な生命維持システムに対する重大な危険について国民と指導者に警告し、それを防ぐための行動を起こしましょう。

これに続く巻頭辞の内容を要約すると、

・現在の核軍備管理と不拡散への取り組みは、核戦争の脅威から世界を守るには不十分です。

・核兵器が使用されると「核の冬」と呼ばれる気象変動のために地球規模の飢餓が起こり、人類の生存が脅かされます。

・ひとたび核兵器が爆発すると、全面核戦争へ急速拡大する危険性があります。

・したがって、核兵器の使用阻止は公衆衛生上の緊急的優先事項であり、問題の根本原因に対処するために、核兵器を廃絶しなければなりません。

さらに、保健・医療に関わる団体の活動が、核戦争のリスクを軽減することに貢献した事例として、下記を紹介しています。

・1980年代、核戦争防止国際医師団 (IPPNW) が鉄のカーテンの両側の政治家と国民に医療について教育することで冷戦軍拡競争の終結に寄与し、1985年ノーベル平和賞がIPPNWに授与されました。

・IPPNWの活動から発展した核兵器廃絶国際キャンペーンが、核兵器禁止条約の採択により核廃絶への道を築いた功績に対し、2017年ノーベル平和賞が授与されました。

最後に、世界の医療・保健専門家協会に対し、人類の生存に対する脅威について会員に周知させ、核戦争のリスクを軽減する取り組みを支援するよう呼びかけ、核兵器を廃絶するためにあらゆる手段を活用し、緊急優先事項として再び取り組まなければならいと締めくくっています。

この巻頭辞を読んで真っ先に頭に浮かんだのは、湯川秀樹先生です。

ノーベル物理学賞を受賞された湯川先生は、核兵器廃絶を目指し、アインシュタインなど、世界の科学者と連帯し活動されました。

8月6日は広島、9日は長崎に原爆が投下された日です。

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