診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

論文がRETINAにアクセプトされました

当院での診療成績をまとめた論文がRETINAという網膜・硝子体疾患の分野に焦点を当てた専門学術誌への掲載が決まりました。(論文がアクセプトされました)

RETINA(和訳は網膜)には網膜・硝子体疾患の診断や治療に関する論文が掲載されており、米国の出版社Lippincott Williams & Wilkinsが刊行しています。

今回アクセプトされた論文のタイトルは、Enlargement of choroidal neovascularization before recurrence after photodynamic therapy for pachychoroid neovasculopathyで、

「光線力学的療法で治療したパキコロイド新生血管黄斑症が再燃する前に脈絡膜新生血管の拡大が認められる」といった意味合いです。

滲出型加齢黄斑変性の類縁疾患であるパキコロイド新生血管黄斑症の治療として、光線力学的療法が有効なのですが、治療後1年を過ぎた頃から黄斑網膜下の滲出性変化が再燃する方が散見され始めます。

パキコロイド新生血管黄斑症は滲出型加齢黄斑変性と同じように脈絡膜新生血管が黄斑部に発生し、網膜下の滲出性変化が生じる疾患です。

光線力学的療法を施行することで、パキコロイド新生血管黄斑症の脈絡膜新生血管が小さくなります。

今回の研究で、病状が再燃する方は、小さくなった脈絡膜新生血管が再び大きくなる傾向にあり、

一方、病状が再燃しない方では、小さくなった脈絡膜新生血管の大きさに変化がみられないことが明らかとなりました。

この結果は、脈絡膜新生血管の大きさをモニターすることで、治療後の再燃例を予見することができ、診察間隔の調整や病状再燃の早期発見につながると考えられ、治療成績の向上につながるものと期待されます。

診療現場でのデータの積み重ねが治療の向上をもたらし、新たな治療法の創出にもつながります。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.9.16
AMD Expert Meeting in Fukuoka
2024.9.5
アイフレイル
2024.9.1
第3回HOPE Meeting
2024.8.23
加齢に伴う21の目の変化
2024.8.17
AIが光干渉断層血管撮影の画像を解析し、小さな脳梗塞を診断
2024.8.7
白内障手術は高齢者の認知機能低下や痴呆症を予防します
2024.8.6
医療DXの推進について
2024.8.2
小中学生の近視実態調査
2024.7.26
メラトニンは加齢黄斑変性の発症・進行を予防
2024.7.20
眼科コメディカルセミナー2024

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。

© HIKICHI EYE CLINIC ALL RIGHTS RESERVED.