シラカバ花粉症 アレルギー性結膜炎
ゴールデンウィーク前の4月後半から、アレルギー性結膜炎による目の充血や痒みを訴える方が増えてきました。
連休が明けてからさらに増えてきましたので、
北海道立衛生研究所のホームページで札幌市の花粉飛散状況を調べてみました。

やはり例年通り、シラカバ花粉の飛散が増えていました。
シラカバの花粉はゴールデンウィーク前から6月の初め頃まで飛散します。
北海道では、以前は夏に花粉の飛散が増えるイネ科牧草による花粉症が多かったのですが、最近はシラカバによる花粉症の方が増えており、イネ科花粉症よりもシラカバ花粉症の方が多くなったと言われています。
シラカバの花粉は、晴れて気温の高い日や雨の後の晴れた日などに多く飛散しますので、ご注意ください。
新型コロナウイルス感染症が感染法上の5類へと移行し、マスクを外すことができる状況になってきましたが、マスクを着用することで、花粉の取り込みを減らすことができます。
花粉症の原因となる花粉が飛散する時期のマスク着用は、花粉症の症状を軽減する効果があります。
シラカバ花粉症で、リンゴ、サクランボ、キウイ、梨、桃、イチゴ、メロン、プラム、柿などの果物にもアレルギー反応が生じる方がおられます。
これらの果物を食べると口の中が痒くなったり、重症になると吐いたり、気道が狭くなり息苦しくなることがありますので、ご注意ください。
花粉症によるアレルギー性結膜炎には、抗アレルギー点眼薬とステロイド点眼薬で、症状脳予防と治療を行います。
カテゴリー
- お知らせ (42)
- ブログ (398)
- iPS細胞 (18)
- IT眼症 (8)
- OCTアンギオ (6)
- アルツハイマー病 (7)
- アレルギー性結膜炎 (5)
- お困りごと解決情報 (17)
- こんな症状が出たら (34)
- サプリメント (13)
- スタッフから (5)
- ドライアイ (15)
- 中心性漿液性網脈絡膜症 (2)
- 人工知能(AI) (14)
- 加齢黄斑変性 (95)
- 外斜視 (1)
- 抗がん剤による眼障害 (1)
- 白内障 (19)
- 看護からのお知らせ (1)
- 眼精疲労 (11)
- 糖尿病網膜症 (40)
- 紫外線 (2)
- 紫外線、ブルーライト (6)
- 網膜前膜 (2)
- 網膜剥離 (14)
- 網膜動脈閉塞 (7)
- 網膜色素変性症 (7)
- 網膜静脈閉塞 (11)
- 緑内障 (26)
- 色覚多様性 (2)
- 講演会 (27)
- 近況報告 (82)
- 近視予防 (34)
- 飛蚊症・光視症 (14)
- 黄斑円孔 (4)
- 黄斑前膜 (2)
- 未分類 (8)
アーカイブ
最新の記事
- 2025.2.8
- 加齢黄斑変性と抗凝固薬
- 2025.2.3
- iPS細胞由来立体網膜シートによる網膜色素変性症治療
- 2025.1.26
- 初期・中期加齢黄斑変性に対するフォトバイオモジュレーション
- 2025.1.19
- 笑いがドライアイの治療になる
- 2025.1.13
- 後天性眼瞼下垂の点眼治療剤
- 2025.1.6
- 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン
- 2024.12.28
- 画竜点睛(がりょうてんせい)
- 2024.12.19
- グリシン内服が近視進行を抑制?
- 2024.12.15
- 糖尿病治療薬SGLT2阻害薬は糖尿病網膜症の進行を抑える効果がある
- 2024.12.3
- 令和6年12月27日(金) 午前・午後診察します