令和6年12月27日(金) 午前・午後診察します
2024.12.3 お知らせ
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札幌の市街地では桜が咲いています。例年よりも10日以上早いようです。
天気予報によると、5月中旬以降は最高気温が20度に迫る日が続き、後半には20度を超えるようです。
北海道は梅雨がないので、天気の良い、快晴の日が続きます。
米国眼科学会のホームページに一般の方々への情報のコーナーがあり、
「青空を見た時の症状」に関する記事が掲載されていますので紹介します。
青く晴れた空を見上げると、小さな光の点が動くのが見えるかもしてません。
これはブルーフィールド内視現象と呼ばれる正常な現象で、病気との関連はありませんので、ご安心ください。
青空を見た時に見える動く光の点は、網膜の血管を流れる白血球に由来します。
網膜には光を感じ取る視細胞がびっしりと並んでいて、目の中に差し込んだ光を感じ取り、脳にその情報を伝えます。
網膜には、網膜を栄養するための細い血管が密集しています。
目の中に差し込んだ光は網膜血管を通り抜け、視細胞に到達します。
血管内を流れている血球成分の90%は赤血球で、目の中に差し込んだ青空からの青色光は赤血球で吸収されるため、赤血球に当たった青色光は視細胞には届きません。
一方、白血球は青色光を吸収しないため、白血球に当たった青色光は白血球を通り抜け視細胞に到達し、視細胞は光を感じ取り、この情報は脳に伝わり、点状の光として認識されます。
球形の白血球が網膜の細い血管を通る時、細長く形を変えて通過するため、小さな光る虫が動きまわるように見えることがあります。
光る点が動く速度は心臓の鼓動(心拍数)によって変化します。
時に、光る点に暗い尻尾が付いていることがあります。
細い血管を通る白血球は移動速度が遅くなるため、白血球の後ろでつっかえた赤血球が列を成すため、列を成した赤血球が暗く、あたかも光る点の尻尾のように見えるのです。
青天を眺めると、光る点が動いて見えるのは正常なことですが、皆が毎回見えるというわけではありませんし、症状自体ははわずか1秒ほどで消失します。
このブルーフィールド内視現象は飛蚊症とは異なります。
飛蚊症は病気と関連する場合がありますので、両者の区別が大切です。
ブルーフィールド内視現象で見える光る点の大きさはほぼ一様で、目を動かさなくても光る点は動いています。
一方、飛蚊症で認識される影は、大きさや形がさまざまで、影の濃さもまちまちです。目を動かすと飛蚊症の影も動きます。目を動かすのを止めると、影の動きも止まります。
飛蚊症では視野の端でフラッシュのような光を自覚する光視症を伴うことがあります。
飛蚊症や光視症は網膜裂孔や網膜剥離の前兆の可能性があります。突然、症状が現れたり、症状が悪化