高齢者の見え方について
米国眼科学会のホームページに、高齢者の見え方に関する啓蒙活動の記事が掲載されていましたので、以下にご紹介します。
年齢を重ねるにつれて、視機能の維持のために目の定期検診が大切になります。
老眼は40歳を過ぎた頃から始まりますし、加齢性の目の病気を患っていない人でも、何となく見え方に違和感を感じるようになります。例えば、白いテーブルの上にある白いコーヒーカップのように、周囲の色に似た色の物体が徐々に識別し難くなります。これはコントラスト感度が年齢とともに低下するからです。
また歳を取ると、周囲の明るさの違いによって見え具合が変動するようになりますし、明るい所から暗い所に移動すると、目が慣れるまでに時間がかかるようになったり、暗さに順応できなくなったりします。
明暗への順応が悪くなることで、夜や雨の日の車の運転がし難くなります。
緑内障などで周辺の視野が狭くなったり、眩しさや光のギラつきが強く感じるようになると、車の運転に支障を来たすようになります。
従って、高齢ドライバーは、日中に運転し夜間の運転は控える・スピードを控えめにする・交差点付近では十分注意を払うことが求められます。
さらに車の窓ガラスは内も外もきれいに保ち、メガネのレンズに傷や汚れを付けないようにしましょう。できるだけ光の散乱を減らすことで、眩しさや光のギラつき感が多少緩和されるかもしれません。
65歳を過ぎたら、年に1、2回は眼科で検査を受けましょう。
定期検査は、病気の早期発見につながります。
病気が早期に発見され、早期に治療が開始されることが、良好な治療成果をもたらします。
眼科の定期検査では
加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・緑内障・白内障などの病気の有無や進行状況をチェックすることができます。
さらに眼底検査をすることで、全身の動脈硬化の様子を推測することもできます。
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理事長・院長