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コントラスト感度と白内障

コントラスト感度。耳慣れない単語かと思います。

コントラスト感度は、視機能を評価する検査の一つで、

その名の通り、コントラスト(明るい暗いの比)を区別する能力です。

例えば、下の「あいうえお」。

文字の大きさが同じで、背景の白も同じですが、文字の黒の濃さが異なります。

文字の黒が薄くなるにつれて(コントラストが低下する)、背景との区別がつき難くくなっています。

コントラスト感度検査では、どこまでコントラストを低下させると、指標を認識できなくなるかを調べます。コントラストが低い指標を認識できるほど、視機能は良好です。

一方、通常の視力検査は、「あ」の文字のように、白地に真っ黒な高コントラストの指標が並んでいてる視力表を用いて、どれだけ小さな指標を認識できるかを調べています。

視力検査とコントラスト感度検査は、異なった視機能を評価しています。

コントラスト感度は視覚機能を評価する上でとても大切です。

周囲が暗かったり霧がかかった状況、光を浴びて眩しい状況などでは、見ようとする物体と背景とのコントラストが低下します。

コントラストが低下すると、物体が識別し難くなります。

ですから夜間の運転は、低コントラストの状況下で物体を認識する作業と言え、物体の認識が悪くなるのです。

コントラスト感度が低下する代表的な疾患が、白内障です。

実は、白内障患者さんの中には、視力検査の視力が良くても、コントラスト感度が低下しているため、夜間に運転し難くなったり、眩しさを強く感じたり、日差しが強い状況で見えずらさが増強したりといった症状を自覚する方がいらっしゃいます。

「眼科医に白内障だけど視力は良いから大丈夫と言われたけど、見え方が悪くて不便だ。」と訴え、来院される患者様が散見されます。

白内障の影響で、視力検査では判定できないコントラスト感度が低下している可能性があります。

日本眼科医会のホームページ上で、コントラスト感度の簡易検査が行えます。

1〜2分で終了する検査ですので、是非お試しください。

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