診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・水・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

眼科コメディカル ウェビナー2022

7月30日(土)は15時から「眼科コメディカル ウェビナー2022」と題し、Webでの講演会を開催しました。

眼科医療に従事している看護師さんや視能訓練士さんなどがご聴講いただく講演会を私が企画し、例年夏に開催しています。

コロナ感染症が流行してからの3年間は、感染予防のためWeb開催となっています。

今年は、NTT東日本札幌病院眼科の片井麻貴先生から「今さら聞けない!?緑内障診療とOCTの役割」と題し、

現在では緑内障の診断や経過観察の評価として必須検査となっている光干渉断層計検査(OCT)の解析結果の意義や読解上の留意などについてご解説いただきました。

特に聴講者がOCTの撮影を担当する看護師さんや視能訓練士さんなので、撮影上のポイントなどについてもご解説くださいました。

鹿児島大学眼科の斉之平真弓先生からは、「わかる!できる!ロービジョンケア〜初歩から後眼部疾患まで〜」と題しご講演いただきました。

ロービジョンとは、病気やけがなどのために視力が低下したり、見える範囲(視野)が狭くなっている状態です。そのため、日常生活や社会活動に不便を感じておられる方のことです。

ロービジョンケアとは、このロービジョンの方に医療・教育・職業・社会・福祉・心理などの様々な面から行われる支援の総称です。

斉之平先生のご講演では、ロービジョンケアを行う上での準備や手順、また普段の外来診療でも取り入れられるケアについてご解説くださいました。

下の写真は、ロービジョンの方の日常生活の補助となる便利グッズの一例です。

黒いしゃもじは、ご飯とのコントラストが良くなりますので、認識しやすくなり、ご飯をよそうのに便利です。

ブラシが黒い歯ブラシも同様ですね。歯磨き粉を識別しやすくなります。

道具を工夫することで、ロービジョンの方の日常生活が向上します。

便利グッズの紹介もロービジョンケアの一例です。

このような情報をロービジョンの患者さんに紹介することは、外来診療の中でもできることかと思います。

講演会は全道的に天気の良い土曜の午後でしたが、たくさんの方にご聴講いただきました。

ご講演はいずれも日々の眼科診療に直結する実践的な内容でした。

ご聴講いただいた眼科医療従事者のスキルアップにつながる講演会になったと感じております。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2023.9.21
子供たちの目を守るために:文部科学省啓発資料
2023.9.13
カルシウム拮抗薬は緑内障を進行させる?
2023.9.10
論文がJpn J Ophthalmolに受理されました
2023.9.1
萎縮型加齢黄斑変性に対する治療薬
2023.8.24
遺伝性網膜ジストロフィーの遺伝子治療薬ルクスターナ
2023.8.19
総脂質と飽和脂肪酸の摂取比率が多い糖尿病患者は、糖尿病網膜症になりやすい
2023.8.14
受動喫煙の子供は近視になりやすい
2023.8.5
Reducing the Risks of Nuclear War—The Role of Health Professionals
2023.7.27
盛夏の網膜動脈閉塞・静脈閉塞症
2023.7.22
視機能が悪いと認知症になりやすい

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。