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花粉症・アレルギー性結膜炎

4月下旬から、目の痒みと充血を訴えて受診する花粉症によるアレルギー性結膜炎の患者さんが増えてきました。

しかも、例年と比べ今年は症状が強い患者さんが多いようです。

本州ではスギ花粉症の方が多く、スギの花粉が飛散し始める2月初旬からアレルギー症状を訴える患者さんが増加します。

北海道ではスギの分布が道南の一部に限られていますので、スギ花粉症の患者さんは多くありません。

北海道の花粉症の主要な原因は、春にはハンノキやシラカバ、夏にはイネ科の牧草、秋はヨモギなどの植物です。

以前はイネ科牧草花粉症が多かったのですが、現在ではシラカバ花粉症が多いと言われています。

北海道立衛生研究所のホームページに掲載されている「札幌のシラカバ花粉の飛散状況」によると、今年は4月20日頃からシラカバ花粉の飛散が観察され始めており、例年と比べ1〜2週早く、しかも飛散量が多いことがわかります。

今年は全道的にシラカバ花粉の飛散量が多いと予想されています。

晴れて気温が高い日や、空気が乾燥して風が強い日、雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあとは花粉の飛散量が多くなるようです。

マスクやメガネの着用、うがいの励行は花粉を避ける効果があります。

シラカバ花粉症の方は、リンゴ・モモ・サクランボなどのバラ科果物に対しアレルギー反応を併発することがありますので、ご注意ください。

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