花粉症・アレルギー性結膜炎
4月下旬から、目の痒みと充血を訴えて受診する花粉症によるアレルギー性結膜炎の患者さんが増えてきました。
しかも、例年と比べ今年は症状が強い患者さんが多いようです。
本州ではスギ花粉症の方が多く、スギの花粉が飛散し始める2月初旬からアレルギー症状を訴える患者さんが増加します。
北海道ではスギの分布が道南の一部に限られていますので、スギ花粉症の患者さんは多くありません。
北海道の花粉症の主要な原因は、春にはハンノキやシラカバ、夏にはイネ科の牧草、秋はヨモギなどの植物です。
以前はイネ科牧草花粉症が多かったのですが、現在ではシラカバ花粉症が多いと言われています。
今年は全道的にシラカバ花粉の飛散量が多いと予想されています。
晴れて気温が高い日や、空気が乾燥して風が強い日、雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあとは花粉の飛散量が多くなるようです。
マスクやメガネの着用、うがいの励行は花粉を避ける効果があります。
シラカバ花粉症の方は、リンゴ・モモ・サクランボなどのバラ科果物に対しアレルギー反応を併発することがありますので、ご注意ください。
カテゴリー
- お知らせ (34)
- ブログ (333)
- iPS細胞 (17)
- IT眼症 (8)
- OCTアンギオ (4)
- アルツハイマー病 (6)
- アレルギー性結膜炎 (5)
- お困りごと解決情報 (17)
- こんな症状が出たら (34)
- サプリメント (11)
- スタッフから (5)
- ドライアイ (13)
- 中心性漿液性網脈絡膜症 (2)
- 人工知能(AI) (11)
- 加齢黄斑変性 (76)
- 外斜視 (1)
- 抗がん剤による眼障害 (1)
- 白内障 (14)
- 看護からのお知らせ (1)
- 眼精疲労 (11)
- 糖尿病網膜症 (31)
- 紫外線 (1)
- 紫外線、ブルーライト (6)
- 網膜前膜 (2)
- 網膜剥離 (12)
- 網膜動脈閉塞 (6)
- 網膜色素変性症 (7)
- 網膜静脈閉塞 (7)
- 緑内障 (21)
- 色覚多様性 (2)
- 講演会 (24)
- 近況報告 (72)
- 近視予防 (24)
- 飛蚊症・光視症 (13)
- 黄斑円孔 (4)
- 黄斑前膜 (2)
- 未分類 (8)
アーカイブ
最新の記事
- 2023.9.21
- 子供たちの目を守るために:文部科学省啓発資料
- 2023.9.13
- カルシウム拮抗薬は緑内障を進行させる?
- 2023.9.10
- 論文がJpn J Ophthalmolに受理されました
- 2023.9.1
- 萎縮型加齢黄斑変性に対する治療薬
- 2023.8.24
- 遺伝性網膜ジストロフィーの遺伝子治療薬ルクスターナ
- 2023.8.19
- 総脂質と飽和脂肪酸の摂取比率が多い糖尿病患者は、糖尿病網膜症になりやすい
- 2023.8.14
- 受動喫煙の子供は近視になりやすい
- 2023.8.5
- Reducing the Risks of Nuclear War—The Role of Health Professionals
- 2023.7.27
- 盛夏の網膜動脈閉塞・静脈閉塞症
- 2023.7.22
- 視機能が悪いと認知症になりやすい