診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

コロナ禍でウイルス性結膜炎が減少

コロナ禍で急性結膜炎の患者数が通常の1/3に減っているというワシントン大学(シアトル市)からの論文が、JAMA Ophthalmologyに掲載されました。

急性結膜炎は、目が赤くなり目やにがたくさん出て、ごろごろした異物感や涙も多いなどの症状がでます。

アデノウイルスによる感染が主な原因で、ウイルスが付着した手指で目を触ることでウイルスが目の表面に感染し、急性結膜炎が生じます。

コロナ禍ではコロナウイルス感染予防のために、手指消毒の徹底やソーシャル・ディスタンスを保つために他人との接触を避けるように努めたことが、アデノウイルスによる感染症の予防にも効果があったようです。

(手指消毒の徹底やソーシャル・ディスタンスはインフルエンザの予防効果もあったことが報告されています)

実はこの論文で大変感心したのは、急性結膜炎の発生状況を調査するために、急性結膜炎に関するGoogleでの検索回数を調べたことです。

急性結膜炎に罹患しても眼科を受診しない患者さんが多数おられるため、眼科を受診する患者数が必ずしも急性結膜炎の流行状況を反映していない可能性があります。

Googleなどの検索エンジンで検索された情報の動向を調査することで、その時々の社会の興味や関心事のトレンドを知ることができます。

目が赤くなったりゴロゴロすると、これらのワードを検索する人が増えるため、検索回数の増加が急性結膜炎の流行状況を知る手がかりとなるわけです。

Google検索回数の調査の結果、急性結膜炎に関連するキーワードの検索回数はコロナ禍ではコロナ禍前と比べ1/3に減少していました。

一方、飛蚊症や光視症に関連するキーワードの検索回数はコロナ禍前後で変化がありませんでした。

飛蚊症や光視症は目の加齢性の変化が症状発現に関連しているので、コロナウイルス感染症の流行がGoogle検索回数に影響を与えることは無かったと考えられます。

検索エンジンの情報を利用して人の行動分析を行う手法は、すでに何年も前から研究に用いられており、検索エンジンの検索状況から急性結膜炎の流行の兆しを把握可能という研究報告もあります。

新たな情報を活用することで、新たな知見が得られるようになるんですね。

コロナウイルスの新規患者数は減少傾向にありますが、高止まりの状況が続いています。

手指消毒の徹底やソーシャル・ディスタンスの確保に努めましょう。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.2.18
若年者の裂孔原性網膜剥離
2024.2.11
自宅照度が高齢眼科患者の自宅活動量を規定 
2024.2.3
適度な運動は眼疾患を予防する
2024.1.27
網膜静脈閉塞症は脳卒中/心筋梗塞/死亡リスクが高い
2024.1.20
滲出型加齢黄斑変性・糖尿病黄斑浮腫に朗報
2024.1.14
強度近視では成人後も近視が進行しやすい
2024.1.6
眼疾患が転倒・骨折のリスクを高める
2023.12.24
2023年最も読まれたJAMA Ophthalmology論文ベスト10
2023.12.17
アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が保険適用に
2023.12.9
教育と近視について

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。