診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

遠隔操作で糖尿病網膜症に光凝固を施行

インターネットの5G(第5世代移動通信システム)を利用して、北京にいる眼科医が、1200キロ離れた浙江省(直線距離で札幌と広島間くらい)に在る網膜光凝固センターの糖尿病網膜症患者に対し、浙江省の光凝固機器を遠隔操作してリアルタイムで患者に光凝固を施行し、糖尿病網膜症の治療を行った論文が、JAMA Ophthalmologyの電子版に掲載されました。

この論文は衝撃的で、ついにここまで来たかという印象です。

さらにこの先にあるのは、医師がインターネットを介して遠隔地にある手術ロボットを操作するオンライン手術(遠隔手術)です。

5Gでは、従来の通信システムと比べ、大容量データを高速で送信できるようになるため、操作遅延の解消など、時間と空間の制限をなくし、オンライン手術の可能性をもたらすことが期待されています。

通常、眼科手術は手術を行う執刀医が顕微鏡を覗き、術野を観察しながら手術を行うのですが、三次元画像を作成できるビデオカメラを顕微鏡に搭載し、術野の映像をモニターに三次元画像として描出する製品がすでに市販されており、これを用いると執刀医は顕微鏡を覗くことなく、モニターに映る三次元画像で手術を遂行することができます。

この三次元画像を5Gを介して患者から遠く離れた所にいる執刀医に送り、この画像を観察しながら執刀医は手術ロボットを遠隔操作し、目の手術を行う。

もちろん、より高度な検査も検査機器を遠隔操作で行うことができそうです。

現在のオンライン診療は、パソコンやスマホを介して医師と患者が会話する、さらには血圧などの情報が共有できるといったイメージですが、

将来は、診察から検査・治療までの多くがオンライン診療で完結しそうです。

各地域の拠点施設でインタネート環境を整え、医療検査機器や手術支援機器を普及させることで、患者さんは長距離の移動をしなくても高度の医療を受けることができる日が訪れるのは間近かもしれません。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.7.26
メラトニンは加齢黄斑変性の発症・進行を予防
2024.7.20
眼科コメディカルセミナー2024
2024.7.11
減量薬は前部虚血性視神経症のリスクあり?
2024.7.4
中外製薬 眼科医配布パンフレット「Ask the expert in nAMD」
2024.7.1
Retina update seminar in Chugoku〜明日から役に立つアレ!〜
2024.6.14
「目の紫外線対策」- 札幌テレビ「どさんこワイドニュース」
2024.6.7
裂孔原性網膜剥離は世界的に増加傾向です
2024.6.1
慢性腎臓病は加齢黄斑変性を進行させる
2024.5.28
眼疾患では気付かぬうちに視機能障害が進んでしまう
2024.5.18
加齢黄斑変性・糖尿病黄斑浮腫に対する抗VEGF療法で自動車運転に必要な視機能の維持を

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。