診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

受動喫煙で小児の網膜神経線維層が菲薄化

香港の6歳から8歳の小学生3,103人を対象に、受動喫煙と網膜神経線維層の厚みについて検討した論文が、American Journal of Ophthalmologyの3月号に掲載されました。

対象児童の約1/3が受動喫煙にさらされており、受動喫煙のない児童と比べ、網膜神経線維層が薄く、網膜神経線維が脱落していることが明らかとなりました。

さらに、家族に喫煙者が多いほど、喫煙本数が多いほど、網膜神経線維層が薄くなっていました。

網膜神経線維は、光を感じ取った網膜細胞が脳に情報を伝えるためのケーブルの働きをしています。

網膜神経線維が集まり、一つの束になったものが視神経です。

網膜神経線維が脱落する最も有名な疾患が、緑内障です。

喫煙は、緑内障の発症リスクを高めることが知られています。

血縁者に緑内障患者がいる方は、緑内障を発症するリスクが4~9倍高いと言われており、緑内障の発症に関連する遺伝子が報告されています。

受動喫煙によって網膜神経線維が脱落している子供たちが、将来、緑内障を発症しやすいかについては、今後の継続調査が必要ですが、遺伝的な影響のみならず、日常の環境要因も緑内障発症に関与するかもしれません。

子供たちを受動喫煙から守ることが求められています。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2025.8.17
新登場目前 “症状そのもの”に効くドライアイ薬と、“水はけ”を良くする緑内障薬
2025.8.10
「見える」をもう一度:HOPE Meeting vol.4で感じた視機能再建の現在地
2025.8.1
「見る」を取り戻す未来へ:イーロン・マスク氏と視覚再生技術の最前線
2025.7.28
令和7年お盆休みのお知らせ
2025.7.27
サンデグラジェノックス販売終了のお知らせ
2025.7.27
白内障と骨折リスクの意外な関係:手術がもたらす“転ばぬ先の杖”
2025.7.20
9か月に1回で視力を守る時代へ 糖尿病網膜症に登場した“埋め込み式”治療を解説
2025.7.13
見えにくさの原因に「老化細胞」?―注目の新薬「セノリティック」とは
2025.7.9
糖尿病で目が見えなくなる時代は変わった?―糖尿病網膜症の20年間の変化を解析
2025.6.30
“目が見えなくなる美容医療”がある – AAOが明らかにしたヒアルロン酸注射の失明リスク

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。