診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

食生活と加齢黄斑変性

「西洋風の食生活が加齢黄斑変性の発症リスクを高める」という米国の研究チームの報告が、British journal of Ophthalmologyの電子版に掲載されました。

この研究では18年間経過を追うことができた1278人を対象に、食生活のパターンと加齢黄斑変性の発症との関連が検討されました。

早期の加齢黄斑変性を発症したのは117人、著しい視機能障害が起こる進行期の加齢黄斑変性(滲出型および萎縮型)を発症したのは27人でした。

早期加齢黄斑変性の発症と食生活との間に関連性は認められませんでしたが、

進行期加齢黄斑変性の発症には食生活のパターンが大きく関与していました。

早期加齢黄斑変性は加齢に伴い多くの人で認められる変化であり、食生活の影響が少ないのであろうと推測されます。

一方、進行期加齢黄斑変性の発症には、加齢性変化を加速させ種々の要因が関与しており、その一つが日常生活でどの様な物を好んで摂取しているかなのです。

進行期加齢黄斑変性の発症リスクを下げる食べ物は、葉物野菜・豆類・鶏肉・魚やシーフード、

発症リスクを高める食べ物は、糖質の多い飲料・揚げ物・加工食肉・キャンディやスイーツ・アイスクリームでした。

これらの結果は、従来から報告されている様に

網膜の活性酸素や炎症性反応を減少させる成分を有する食物の摂取が望ましく、

逆に酸素ストレスや炎症性反応を増加させる成分を有する食物の摂取は、進行期加齢黄斑変性の発症リスクとなることを示唆しています。

食事は毎日のことですので、長年の蓄積が病気の発症に影響するのですね。

皆さんもご留意ください。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.7.26
メラトニンは加齢黄斑変性の発症・進行を予防
2024.7.20
眼科コメディカルセミナー2024
2024.7.11
減量薬は前部虚血性視神経症のリスクあり?
2024.7.4
中外製薬 眼科医配布パンフレット「Ask the expert in nAMD」
2024.7.1
Retina update seminar in Chugoku〜明日から役に立つアレ!〜
2024.6.14
「目の紫外線対策」- 札幌テレビ「どさんこワイドニュース」
2024.6.7
裂孔原性網膜剥離は世界的に増加傾向です
2024.6.1
慢性腎臓病は加齢黄斑変性を進行させる
2024.5.28
眼疾患では気付かぬうちに視機能障害が進んでしまう
2024.5.18
加齢黄斑変性・糖尿病黄斑浮腫に対する抗VEGF療法で自動車運転に必要な視機能の維持を

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。