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眼科領域のAI

人工知能(AI)の眼科領域への応用は、確実に進んでいるようです。

2016年11月、大量の眼底写真で学習したAIシステムが、眼科医と同等の精度で糖尿病網膜症を診断したことが報告され、

2018年には米国食品衛生局(FDA)が、医師なしで糖尿病網膜症の診断と眼科受診勧奨を行う自律型検診システムを認可しました。

さらに眼底写真のみならず、光干渉断層計検査(OCT)画像を人工知能で解析し、眼科医と同等の精度で黄斑疾患を診断できることも報告されています。

滲出型加齢黄斑変性の診療においてOCT検査は大変有用で、診断のみならず治療のタイミングを評価する上で欠かせない検査です。OCT画像から適切な治療を判断するAIシステムの開発が進行中です。

OCTは緑内障の診断にも必須検査となっており、今年の3月には理化学研究所の研究グループが、眼底写真やOCTなどの画像情報を用いて緑内障を自動診断できるAIシステムを構築したと発表しています。同様の研究が米国の大学からも報告されています。

今年の11月にはAIを用いて設計したOCT機器が発売されました。この機器は診断にAIを用いるのではなく、画像撮影の過程でAIを用いることで、撮影時間の短縮と画質の向上を実現化しています。

眼科診療にはAIシステムの解析対象となる画像検査が多く、AIの恩恵を享受しやすい診療科です。

現在、日本眼科学会は複数の施設から多様性に富んだ質の高い画像を大量に収集中で、これを用いて眼科診療に貢献する日本発のAIシステムの構築が進められています。

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ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

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