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ブロルシズマブ 加齢黄斑変性の新薬

滲出型加齢黄斑変性に対するブロルシズマブの有効性を検証した国際共同臨床試験(HAWK試験とHARRIER試験)の結果が、Ophthalmologyの電子版に掲載されました。

4月のブログで紹介しましたように、ブロルシズマブはスイスに本社のある製薬会社、ノバルテイスファーマが開発し、日本での使用許可を得るために、厚生労働省に承認申請を行っている薬剤です。

ブロルシズマブは現在治療に使われている薬剤と比べ大量の薬を眼内に投与することができ、さらに網膜や脈絡膜への薬剤移行も良いため、薬の効果が長期間持続し、投与間隔の延長・回数の減少が期待されます。

国際共同臨床試験では既存の薬剤と比べ、投与間隔を延長しても良好な治療効果を得ることができました。

ブロシズマブで治療された約半数の患者さんは、3カ月に1回の治療で病状を沈静化させ、治療で改善した視力を維持することができました。(比較対照となった既存の治療薬は2カ月毎の投与でした。)

滲出型加齢黄斑変性に対する治療は、長年にわたり継続することが必要で、

治療の中断は病状の再発を招き、治療を再開しても改善しない視機能低下をもたらすことがあります。

しかし治療の継続は患者さんにとっても、付き添われるご家族にとっても大きな負担となります。

治療間隔の延長によって治療回数・通院回数が減りますので、患者さんやご家族の負担減少に直結します。

順調に手続きが進むと、ブロルシズマブは来年春ころに保険診療での使用が可能になるのではと期待されています。

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