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日本最古の眼科専門医療機関

新元号「令和」がスタートしました。

ご存知のように令和は万葉集の一節を典拠としています。

万葉集は奈良時代末期(西暦780年頃)に成立した最古の和歌集です。

日本の眼科診療の歴史の始まりは、万葉集の編纂に遅れること約20年、802年にまでさかのぼります。

名古屋市の西隣り、愛知県大治町にある「明眼院」と言う天台宗のお寺が、日本最古の眼科専門の医療機関であると言われています。

(お寺ですので、現在、医療行為は行われていません)

802年、天台宗の開祖である最澄の弟子の聖円が、馬嶋村と呼ばれていた大治町に「五大山安養寺」を建立したのが、「明眼院」の始まりとされています。

12世紀前半、南北朝時代の騒乱の中、戦火で五大山安養寺が焼失しました。

その後、清眼と言う僧侶がお寺を再興したと伝えられています。

一説には、清眼僧都は夢に現れた異国人から眼病治療の秘伝の書物を授かり、お寺を眼病患者のために開放し、眼科治療を始めることになった記載されています。

実際は、輸入された中国医書を読み解き、あるいは渡来人との交流の中で眼病治療を実践していったものと推測されています。

清眼僧都の眼科治療理論は、その後、馬島流として継承されます。

名声は朝廷にも伝わり、1632年、明眼院の院号を賜ったそうです。

馬島流の創設以降、全国に眼科の名家と言われる流派が派生し、

現在の眼科学の礎を築くこととなりました。

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