糖尿病発症リスク予測システム
- 今年最後のブログは、人工知能(AI)を使って「糖尿病の発症リスク」を予測するシステムの紹介です。
- 今年は何度かAIについての話題を紹介いたしました。
- 今回ご紹介する予測システムは、ウェブ上で誰もが使うことができます。
- AIの利用が身近になったことを象徴する先駆け的なシステムですので、来年を占う良い話題かと思います。
- 12月19日、国立国際医療研究センターは、ウェブサイトで糖尿病の発症リスクを予測するシステムを再開しました。
- (10月に公開したシステムでしたが、厚生労働省からの指示で一度中断していました。)
- ウェブ上で、年齢、性別、身長、体重、腹囲、喫煙歴、血圧値、高血圧と脂質異常治療薬の服薬状況を入力すると、3年以内に糖、すなわち尿病を発症する確率(%)を表示してくれます。
- 上記の項目に加え、コレステロールや中性脂肪、空腹時血糖などの血液データを入力すると、予測精度が高まるそうです。
- このシステムは、3万人分の健診データを基にAIが学習し、ウェブ上に入力されたデータの糖尿病発症リスクを予測します。
- 糖尿病発症リスクを手軽に評価することができ、とても便利なシステムです。
- 上記の入力項目の数値が改善すると、発症リスクが低下することも教えてくれます。
- 生活習慣の改善を後押ししてくれるシステムです。
- どなたでも簡単に自身の発症リスクを知ることができます。
- サイトのアドレスはhttps://www.ncgm.go.jp/riskscore/です。
- 是非一度ご覧になってください。
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