アメリカ眼学会—スマホの使用
- 先日、アメリカ眼学会の公式サイトに、スマホやブルーライトに関する記事が掲載されましたので紹介いたします。
- 自然科学領域の科学雑誌に、ブルーライトの網膜細胞障害性を示唆する論文が掲載されました。
- これを受けてアメリカ眼学会の公式サイトに、「スマートフォンのブルーライトがあなたを失明させることはありません」との記事が掲載されました。
- 論文の実験では、小さなプラスチック容器で細胞を培養し、ブルーライトを照射しました。
- 網膜細胞にたくさん含まれるretinal(ビタミンA類似物質)を細胞の培養液に混ぜ、ブルーライトを照射すると、細胞膜(細胞の表面を覆う薄い膜)に障害が生じました。
- この実験結果から、論文ではブルーライトが網膜の働きを障害する可能性があるのではと指摘しています。
- アメリカ眼学会の記事では、実験方法が実際の目では起こりえない状態であることを指摘し、「スマホ等の使用が網膜細胞に障害を与えることはなく、安心して使用してほしい」と言っています。
- ただ、次の点をアドバイスしています。
- 寝る前に使用すると、ブルーライトは日内リズムを乱し睡眠障害を引き起こす可能性があるので、就寝前の使用は控えるように。
- 長時間の使用はドライアイや眼精疲労を誘発するので、20-20-20ルール [20分ごとに20フィート(約6m)先にある物を20秒間見る] を守るように。
- ブルーライトの遮光レンズが必要か否かについても、アメリカ眼学会は昨年3月に記事を掲載しており、「スマホやコンピュータの使用時に、ブルーライト遮光眼鏡を勧めたりはしません」と述べています。
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理事長・院長