診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・水・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

視界砂嵐症候群(Visual snow syndrome、雪視症)

  • 2ヶ月ほど前に30歳代の女性が来院されました。
 
  • 「数日前から視野全体に砂を撒き散らしたように見え、かすんで見えにくい。」との訴えです。
  • 「砂嵐の中で物を見ているような、あるいは壊れたテレビ画面のような見え方で、日常生活ができない」と、大変困っておられました。
   
  • 当院受診の前日、他の眼科を受診されたそうで、目の中に異常はなく、飛蚊症なので様子をみるようにと説明されたそうです。
 
  • この症状は、視界砂嵐症候群とかVisual snowあるいはVisual snow syndromeと呼ばれています。
  • 「吹雪の中で目を開けているようだ」と症状を表現される患者さんもおられるからです。
   
  • 上記の症状に加え、飛蚊症のような浮遊物がたくさん見えたり、光が放射状に広がって眩しいなど、視界砂嵐症候群の患者さんの訴えは多彩です。
   
  • 眼科検査では異常は見つかりません。この疾患は珍しく、眼科医の認知度は低いので、眼科を幾つか受診しても「問題ありません」と片付けられる傾向にあります。
  • 患者さんは、突然の症状出現により日常生活に大きな支障をきたしますが、症状が病気によるものであると診断されないため、患者さんの不安や心身の疲労がかさみ、精神的にも疲弊しやすくなります。
   
  • 視界砂嵐症候群の原因は完全には突き止められていませんが、最近の研究によって、大脳や小脳の限局した部位に代謝亢進領域が認められることが分かってきました。
  • 今後、この代謝の変化を改善させる治療薬等の開発により、標準的な治療法が確立されていくものと思われます。
 
  • 現時点では神経作用を鎮める効果の薬や偏頭痛の治療薬などの内服が推奨されています。
  • 時間をかけ徐々に症状が改善していくようです。
   
  • ただ、患者さんに診断名を伝え、「病気によって症状が起こっていること」を説明することで、患者さんは逆に安心され、病気や症状と向き合うことができますので、視界砂嵐症候群については、まず診断をつけることが治療の第一歩になります。
   
  • 今回の患者さんは、他の疾患との鑑別や治療についてコンサルトするために、本疾患に造詣の深い、医療法人社団済安堂 井上眼科病院 名誉院長 若倉雅登先生に診察を依頼し、内服薬治療が始まりました。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2023.12.3
令和4年度学校保健統計:裸眼視力1.0未満は小学校3割超・中学校約6割・高等学校約7割
2023.11.26
視力と認知症の関係について「日刊ゲンダイ」の取材を受けました
2023.11.16
眼球移植:米国ニューヨーク大学
2023.11.12
2023年度米国眼科学会総会:網膜分科会
2023.11.9
近未来の緑内障診療―米国眼科学会2023年
2023.10.27
ファリシマブ、網膜静脈閉塞症黄斑浮腫に対し4ヶ月の投与間隔で視力改善を維持
2023.10.20
AIを搭載した眼底疾患診断装置(RETFound)
2023.10.13
多焦点眼内レンズ白内障手術
2023.10.6
糖尿病治療GLP-1受容体作動薬と糖尿病網膜症
2023.10.2
光干渉断層計の開発者がラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞を受賞

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。