診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

ステイホームと視力低下

先日の毎日新聞に、「中国で新型コロナウイルスの感染拡大以降、若者らの視力低下が深刻化している。自宅で過ごす時間が増え、慢性的にスマートフォンやパソコンの画面を見ているためだ。」という記事が掲載されました。

新型コロナウイルスの感染予防対策として、世界中でステイホームが求められました。

ステイホームによる視力低下は中国に限ったことではなく、日本でも同様です。また、お子さんや若者だけでなく、中高年の方にも起こり得る症状です。

オンライン授業やテレワーク、外出自粛によるテレビゲームやYouTube視聴の増加など、デジタル機器に触れる時間が増えました。

その結果、「目の疲れ」や「目の奥の痛み」「ピントが合わない」「めまい」と言った症状が生じるVDT症候群(Visual Display Terminal:画像表示端末)あるいはIT眼症(IT, Information Technology:情報技術)を発症する方が増えています。

パソコンやスマートフォンといったデジタル機器の画面を見つめると、目の中のピントを合わせる調節筋が緊張状態となります。 

長時間のデジタル機器使用により、調節筋に負荷がかかり、調節筋が疲労します。

調節筋の疲労蓄積が長期に及ぶと、ピントを合わせる力が弱まり、視力が低下し、物がダブって見えたり、目の周りや目の奥に痛みを感じるようになります。さらに頭痛や吐き気、めまいの原因にもなります。

また、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ていると、瞬きの回数が減り、涙が目の表面を潤さなくなり、ドライアイが生じます。

一番の治療法は、デジタル機器の使用を控えることですが、なかなかそうもいきません。

なるべく目に負担がかからないように、デジタル機器使用時に推奨される「三つの50」をご紹介します。

1.50cm離れて楽に見える大きさの画面のデジタル機器を選ぶ。

2.連続使用は50分以内とする。

3.距離は必ず50cm以上離れて見る習慣をつける。

15歳までは、眼球の大きさや形、物を見る機能や眼球運動の機能も発達途中です。そのため見る環境がこれらの発達に大きく影響します。

上手にデジタル機器を利用することが大人以上に子供には重要です。

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2024.7.26
メラトニンは加齢黄斑変性の発症・進行を予防
2024.7.20
眼科コメディカルセミナー2024
2024.7.11
減量薬は前部虚血性視神経症のリスクあり?
2024.7.4
中外製薬 眼科医配布パンフレット「Ask the expert in nAMD」
2024.7.1
Retina update seminar in Chugoku〜明日から役に立つアレ!〜
2024.6.14
「目の紫外線対策」- 札幌テレビ「どさんこワイドニュース」
2024.6.7
裂孔原性網膜剥離は世界的に増加傾向です
2024.6.1
慢性腎臓病は加齢黄斑変性を進行させる
2024.5.28
眼疾患では気付かぬうちに視機能障害が進んでしまう
2024.5.18
加齢黄斑変性・糖尿病黄斑浮腫に対する抗VEGF療法で自動車運転に必要な視機能の維持を

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。