4,000km離れた場所から網膜手術! 遠隔操作ロボットによる新しい眼科医療
2026.10.25 ブログ
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先日、北見市で開催された市民公開講座「目の健康寿命をのばそう ~美しいオホーツクを一生、見つづけるために~」に参加してまいりました。
約130名もの市民の皆さんにご参加いただき、緑内障や糖尿病網膜症、そして健康寿命について学ぶ、とても充実した講演会となりました。
私は北海道眼科医会副会長として、講演会の最後にクロージングのご挨拶を担当しました。
その中で皆さんにお伝えしたかったことは、
「目は生活を支える大切な感覚です」 ということです。
私たちは毎日、ご家族の顔を見て、美しい景色を眺め、本を読み、趣味を楽しんでいます。
何気ない日常ですが、その多くを支えているのが「見る力」です。
五感から得られる情報の約8割は視覚からと言われています。目の健康は、人生そのものを支えているといっても過言ではありません。

今回の講演会では、遠軽市でご開業の山口先生が緑内障について、北見市の石羽澤先生が糖尿病網膜症について分かりやすくご解説くださいました。
緑内障は自覚症状が少ないまま進行し、日本の中途失明原因の一つです。
また糖尿病網膜症も、早期発見・早期治療によって視力を守ることができる時代になっています。
だからこそ、
「少し見えにくいかな」と思った時が眼科受診のタイミング
であることを、ぜひ覚えていただきたいと思います。
今回、特に印象に残ったのはスポーツセッションでした。
カーリングチームロコ・ソラーレの藤澤五月選手、鈴木夕湖選手、吉田夕梨花選手が参加され、ミズノ株式会社のご指導のもと、会場の皆さんと一緒に椅子を使った「百歳体操」を体験しました。
眼科医として目の健康をお話しする立場ですが、
身体を動かすことも健康寿命には欠かせません。
見えるから外へ出かけたくなる。
歩くから体が元気になる。
体が元気だから、人と会い、笑顔が増えます。
目と体は、お互いを支え合っていることを改めて感じました。

休憩時間には、ロコ・ソラーレの皆さんが、お子さん一人ひとりに優しく声を掛け、丁寧にサインを書いている姿がとても印象的でした。
世界で活躍するトップアスリートでありながら、終始笑顔で接する姿に、会場全体が温かい雰囲気に包まれていました。
競技での素晴らしい成績だけではなく、人柄の素晴らしさが、多くの人に愛される理由なのだと感じました。
私も講演終了後に記念写真を撮っていただき、さらに色紙までいただくという思いがけない機会に恵まれました。大切な思い出になりました。


講演会を終え、女満別空港へ向かいました。
そこで思わず足を止めたのが、「蛇口からオニオンスープ」です。
北見名産の玉ねぎを使ったオニオンスープが、本当に蛇口から出てきます。
玉ねぎの甘みとうま味がしっかり感じられ、北見らしいユニークなおもてなしに思わず笑顔になりました。
旅の最後までオホーツクらしさを満喫することができました。

今回の市民公開講座では、「目の健康」だけではなく、「体を動かすこと」、そして「人とのつながり」が健康寿命には欠かせないことを改めて感じました。
目の病気は単に「見える・見えない」の問題ではありません。
見えることで旅行に出かけ、スポーツを楽しみ、大切な人の笑顔を見ることができます。
そして、その「見る力」を生かすためには、元気な体も必要です。
これからも眼科医として皆さんの「見える力」を守ることはもちろん、健康寿命を延ばすためのお手伝いができればと思っています。
北見市の皆様、ミズノ株式会社、中外製薬株式会社、そしてロコ・ソラーレの皆さんに心より感謝申し上げます。
またオホーツクを訪れる日を楽しみにしています。