STVでもお話ししましたが…夏は「皮膚」だけでなく「目」も紫外線対策を
先日、STV「どさんこワイド179」で、夏の目のトラブルについて取材を受けました。放送をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。
放送時間は限られていたため、今回はテレビではお伝えしきれなかった内容も含めて、夏の目の健康についてご紹介します。
実は「目も日焼け」します
夏になると日焼け止めを塗ったり帽子をかぶったりして、皮膚の紫外線対策をされる方は多いと思います。
ところが、「目の紫外線対策」を意識している方はそれほど多くありません。
強い紫外線を浴びると、角膜が炎症を起こす「紫外線角膜炎(雪目)」になることがあります。
海やゴルフ場、登山、釣りなどではもちろん、北海道では冬の雪面からの反射でも紫外線量が増えるため注意が必要です。
白内障との関係
紫外線は、その日に症状が出るだけではありません。
長年浴び続けることで、水晶体にダメージが蓄積し、白内障の発症リスクを高めることが知られています。
つまり、紫外線の影響は「積み重ね」です。
若い頃から少しずつ対策することが、将来の目を守ることにつながります。
サングラスは「色」ではなく「UV400」で選びましょう
患者さんから「濃いサングラスの方が目に良いですよね?」と質問されることがあります。
実は重要なのは色ではありません。
選ぶポイントは
「UV400」または「紫外線100%カット」
と表示されていることです。
また、横から紫外線が入りにくい少し大きめのデザインがおすすめです。
帽子を組み合わせることで、さらに効果が高まります。
ハンディファンは便利ですが…
最近よく見かけるハンディファン。
暑さ対策として便利ですが、目に直接風を当て続けることはおすすめできません。
涙は目を守る天然のバリアです。
風によって涙が蒸発すると、
・目が乾く
・ゴロゴロする
・かすむ
・疲れやすい
など、ドライアイ症状が悪化しやすくなります。
風は目ではなく首元や胸元に当てるようにすると安心です。
まとめ
夏は熱中症対策だけではなく、目も守ってあげてください。
今日からできるポイントは3つです。
・UV400のサングラスを選ぶ
・帽子を併用する
・ハンディファンは目に直接当てない
この3つを意識するだけでも、夏の目のトラブルを予防することにつながります。
目は一生使う大切な臓器です。
ぜひ皮膚と同じように、「目の紫外線対策」も習慣にしてください。
カテゴリー
- お知らせ (13)
- ブログ (480)
- iPS細胞 (19)
- IT眼症 (9)
- OCTアンギオ (10)
- アルツハイマー病 (8)
- アレルギー性結膜炎 (5)
- お困りごと解決情報 (17)
- こんな症状が出たら (36)
- サプリメント (16)
- スタッフから (5)
- ドライアイ (17)
- 中心性漿液性網脈絡膜症 (2)
- 人工知能(AI) (17)
- 加齢黄斑変性 (118)
- 外斜視 (1)
- 抗がん剤による眼障害 (2)
- 白内障 (28)
- 看護からのお知らせ (1)
- 眼精疲労 (12)
- 糖尿病網膜症 (56)
- 紫外線 (3)
- 紫外線、ブルーライト (6)
- 網膜前膜 (4)
- 網膜剥離 (17)
- 網膜動脈閉塞 (8)
- 網膜色素変性症 (7)
- 網膜静脈閉塞 (15)
- 緑内障 (38)
- 色覚多様性 (2)
- 講演会 (31)
- 近況報告 (90)
- 近視予防 (44)
- 飛蚊症・光視症 (16)
- 黄斑円孔 (5)
- 黄斑前膜 (3)
- 未分類 (12)
アーカイブ
最新の記事
- 2026.9.29
- 低濃度アトロピン点眼薬(リジュセアミニ点眼液)による近視進行抑制治療―令和8年10月1日からの価格改定についてー
- 2026.9.26
- 眼底写真から将来の脳卒中リスクを読む時代へ
- 2026.9.20
- 「見える時間」を、少しでも長く―地図状萎縮の治療と検査の進歩
- 2026.9.13
- 網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫は、治療を先延ばしにしないことが大切です
- 2026.9.5
- 年齢を重ねると「目のゴミ処理能力」が落ちる? ~最新研究が明らかにした加齢黄斑変性との関係~
- 2026.9.3
- 令和8年10月8日(木)〜10月13日(火) 休診いたします
- 2026.9.3
- 令和8年9月30日(水)診療について
- 2026.8.30
- 甲状腺眼症の治療が変わる?―眼球突出を改善する新しい治療薬
- 2026.8.23
- 管楽器を吹くと眼圧が上がる?
- 2026.8.9
- 「先生、目に良い食べ物はありますか?」~最新研究から分かった、加齢黄斑変性と食事の関係~



理事長・院長