抗がん剤による眼障害
- 2016.7.31
- 抗がん剤による眼障害
- 7月30日は「第4回Sapporo Ophthalmology Clinical Conference」という講演会に出席しました。
- 札幌厚生病院眼科部長の高橋淳一先生が「抗がん剤による眼障害」について、自験例を交えながら解説して下さいました。
- 最近の抗がん剤治療は、入院ではなく外来通院で行うことが増えているそうです。
- 眼科外来を訪れる患者様の中には、抗がん剤を使用中の方もおられ、眼合併症を発症した患者様が散見されます。
- 抗がん剤の副作用というと、脱毛や吐き気などの症状を思い浮かべますが、目にも種々の異常が生じます。
- 抗がん剤の副作用として起こる目の症状は、薬剤の種類や投与量によってさまざまです。
- 角膜にキズができたり、ドライアイになったり。網膜の中心部の黄斑にむくみ、視力が低下することもあるようです。
- 症状のあらわれる時期は薬剤によって異なります。
- 投与後すぐに起こることもあれば、数か月から数年経てから発症することもあります。
- 目の合併症が生命予後に直結することはありませんが、視機能の低下は生活の質の低下につながります。
- 気になる症状がある場合は早めに医師に相談し、適切な処置を受けてください。
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