診療予約専用 011-788-2210

お問い合わせ 011-708-1010

月~土 午前 9:00~12:00/月・木 午後 14:00~17:30
手術日 火・金の午後 / 休診日 日曜・祝日

交通アクセス [札幌駅徒歩3分]
交通アクセス

閉じる

ウェブ予約

黄斑円孔の“特徴的なゆがみ”

黄斑円孔のゆがみには、少し特徴があります。

一般的な網膜の病気では、線が波打つように見えたり、部分的にゆがんで見えることが多いのですが、

黄斑円孔の場合は「中心に引き寄せられるようなゆがみ」です。

たとえば
・格子状の線を見ると、真ん中に向かって吸い込まれるように曲がる
・文字が中心に寄って見える
・見たい部分が小さく縮んだように感じる

このような「引っ張られるような違和感」は、黄斑円孔を疑うヒントになります。

昔は治らなかった病気

この病気は以前、「治療が難しい」とされていました。しかし現在では手術の進歩により、多くのケースで改善が期待できるようになっています。

一般的な治療は、目の中のゼリー状の組織(硝子体)を取り除き、黄斑にかかる引っ張る力をなくす手術です。

さらに、網膜の表面の薄い膜を取り除くことで、穴が閉じやすくなります。

この方法で、9割以上の患者さんで「穴を閉じる」ことができるようになりました。

さらに進化する手術

ただし、すべての黄斑円孔が簡単に治るわけではありません。

大きい穴や、長い間放置されていたもの、再発したものは治療が難しくなります。

そこで最近は、難治な症例に対しては、より高度な方法が使われるようになっています。

たとえば
・網膜の膜を残してフタのようにかぶせる方法
・自分の組織を移植する方法

などです。

これらは、細胞が修復しやすい「足場」を作る治療です。

最も大事なこと

ここで、とても重要なポイントがあります。

穴が閉じても、見え方が完全に戻るわけではありません

網膜の細胞がすでにダメージを受けていると、形が元に戻っても機能が完全には回復しないのです。

つまり
・検査では良くなっている
・でも見え方は完全ではない

というわけです。

だからこそ「早期発見」

この病気で最も大切なのは、

「できるだけ早く気づくこと」です。

放置すると
・穴が大きくなる
・網膜のダメージが進む
・視力が戻りにくくなる

・術後の後遺症が残りやすい

というリスクが高くなります。

見逃さないためのチェック

ご自宅でできる簡単なチェックです。

① 片目ずつ見る

片目だけ悪くても気づかないことがあります。
必ず左右別々に見てみてください。

② 中心の違和感を意識する

・中心が引っ張られる感じ
・見たいところが寄る感じ

これがあれば要注意です

③ 線の見え方

まっすぐな線を見たときに
・真ん中に向かって曲がる
・中央に吸い込まれる

これは特徴的なサインです

受診の目安

・中心が見えにくい
・ゆがみがある
・左右で見え方が違う

少しでも違和感があれば、早めに受診してください

まとめ

黄斑円孔は、現在では治療可能な病気です。

しかし 、結果を左右するのは「どれだけ早く気づくか」です。

「中心に引き寄せられるゆがみを感じたら、それはサインです」

すぐに眼科を受診して下さい!

カテゴリー

アーカイブ

最新の記事

2026.5.24
網膜の神経を守る“縁の下の力持ち” ― ミュラー細胞と新しい網膜保護の考え方
2026.5.16
「治療を休むと戻らない」―糖尿病黄斑浮腫で本当に怖いこと―
2026.5.14
眼瞼下垂に対するアップニーク®ミニ点眼液について
2026.5.9
「高い枕は目に良い?」― 緑内障と寝る姿勢の意外な関係
2026.5.4
5月1日、開業から10年が経ちました
2026.4.20
令和8年5月20日(水)診療について
2026.4.19
「加齢黄斑変性は静かに増え続けている」―日本の大規模データが示した“見えない現実”―
2026.4.12
黄斑円孔の“特徴的なゆがみ”
2026.4.5
「目の検査で認知症がわかる?」最先端AI研究が示す新しい可能性
2026.3.29
ご依頼いただいた原稿が「眼科ケア 4月号」掲載されました

ひきち眼科HIKICHI EYE CLINIC 理事長・院長引地 泰一

〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5-7-1札幌北スカイビル14階
JR札幌駅西口、または北口から徒歩3分
ヨドバシカメラ様より北向かいのビルの14階になります。

診療予約専用011-788-2210

お問い合わせ011-708-1010

受付時間
診療受付
9:00~12:00 -
14:00~17:30 - - -

▲は手術日になります。また日曜・祝日は休診となります。