画竜点睛(がりょうてんせい)
2024年も残りわずかとなりました。
今年の干支は辰。
当法人「泰睛会」の“睛”は、画竜点睛(がりょうてんせい)の“睛”で、訓読みは“ひとみ”です。
ご存知のように、画竜点睛は、中国六朝時代の絵の名人・張僧繇が竜の絵を描き、「睛を入れればたちまち竜が飛び去る」と言い、睛を描かなかったところ、人々はこれをうそだと言い、無理やり睛を描き入れさせ、睛の入った竜がたちまち天に昇っていったという故事に由来する言葉です。
当法人にとって多少なりとも謂れのある辰年。
画竜点睛を欠くことの無い様、物事が達成するまで気を抜かず、最後まで成し遂げることを心がけた1年でした。
他に辰(たつ)と目に関わる言葉がないかと検索してみたところ、
「逹眼(たつがん)」という言葉がありました。
干支の辰と音が同じだけで漢字が異なるのですが、逹眼は心眼とほぼ同義語で、
「物事の大事な点を見通すような鋭い心の働き、あるいは物事をきちんと見通す優れた眼力」といった意味だそうです。
さて、逹眼で、物事をしっかり評価・判断し、本質を見極めることができた1年だったでしょうか。
辰年に限らず、常にそうありたいものです。
来年もどうぞ宜しくお願いします。
カテゴリー
- お知らせ (10)
- ブログ (424)
- iPS細胞 (19)
- IT眼症 (9)
- OCTアンギオ (8)
- アルツハイマー病 (7)
- アレルギー性結膜炎 (5)
- お困りごと解決情報 (17)
- こんな症状が出たら (35)
- サプリメント (13)
- スタッフから (5)
- ドライアイ (17)
- 中心性漿液性網脈絡膜症 (2)
- 人工知能(AI) (14)
- 加齢黄斑変性 (101)
- 外斜視 (1)
- 抗がん剤による眼障害 (1)
- 白内障 (20)
- 看護からのお知らせ (1)
- 眼精疲労 (12)
- 糖尿病網膜症 (48)
- 紫外線 (2)
- 紫外線、ブルーライト (6)
- 網膜前膜 (3)
- 網膜剥離 (14)
- 網膜動脈閉塞 (8)
- 網膜色素変性症 (7)
- 網膜静脈閉塞 (11)
- 緑内障 (27)
- 色覚多様性 (2)
- 講演会 (28)
- 近況報告 (83)
- 近視予防 (39)
- 飛蚊症・光視症 (14)
- 黄斑円孔 (4)
- 黄斑前膜 (3)
- 未分類 (9)
アーカイブ
最新の記事
- 2025.8.17
- 新登場目前 “症状そのもの”に効くドライアイ薬と、“水はけ”を良くする緑内障薬
- 2025.8.10
- 「見える」をもう一度:HOPE Meeting vol.4で感じた視機能再建の現在地
- 2025.8.1
- 「見る」を取り戻す未来へ:イーロン・マスク氏と視覚再生技術の最前線
- 2025.7.28
- 令和7年お盆休みのお知らせ
- 2025.7.27
- サンデグラジェノックス販売終了のお知らせ
- 2025.7.27
- 白内障と骨折リスクの意外な関係:手術がもたらす“転ばぬ先の杖”
- 2025.7.20
- 9か月に1回で視力を守る時代へ 糖尿病網膜症に登場した“埋め込み式”治療を解説
- 2025.7.13
- 見えにくさの原因に「老化細胞」?―注目の新薬「セノリティック」とは
- 2025.7.9
- 糖尿病で目が見えなくなる時代は変わった?―糖尿病網膜症の20年間の変化を解析
- 2025.6.30
- “目が見えなくなる美容医療”がある – AAOが明らかにしたヒアルロン酸注射の失明リスク